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エアーマン/オーエン・コルファー
オーエン・コルファー
偕成社
¥ 2,310
(2011-07-07)
Amazonランキング: 518746位

JUGEMテーマ:読書

★★★★(4/5)

あらすじ

アイルランド沖の小さな君主国、ソルティー・アイランズ。
少年コナー・ブロークハートは、王の殺害犯に仕立てあげられ、リトル・ソルティー島の監獄へ送られてしまう。
少年は2年に及ぶ過酷な牢獄ぐらしを生きのび、いま真犯人に復讐を果たすべく、黒い翼の『エアーマン』となる。(紹介文より)


〜感想〜

『アルテミス・ファウルシリーズ』 でお馴染みのオーエン・コルファーさんの新作です♪ 本作は罠に嵌められ国王の殺害犯にしたてあげられてしまった14歳の少年の苦難と復讐の物語です。

『アルテミス〜』 の主人公のアルテミスは天才的な頭脳と良心を持たない非情な少年でしたが、今回の主人公、コナー・ブロークハートはまったくの正反対の性格をしています。
空を飛んでいる気球の中で生まれる、という特殊な経験のせいか”空を飛ぶこと”に物心ついたときから魅せられてはいたものの、それ以外では年齢のわりには幼いところがあって素直で優しい少年です。

父親のデクラン・ブロークハートは国王の信頼も篤く皆から尊敬されている騎士。母親もそんな夫とコナーに深い愛情を惜しげもなく与えてくれる思いやりのある優しい女性。
そしてコナーは少年の頃に、国王の娘イザベル王女を爆発する危険な場所から助け出したことから、コナー自身が国王からもイザベル王女からの信頼と愛情を受けることになります。
そうして、恵まれた環境でコナーは知識を学び身体を鍛え、健やかに成長していくことになるのだけど……。

ある日、国王と恩師が殺される場面を目撃してしまいます。 そうして、コナー自身も捕らえられ、あろうことか国王暗殺犯として仕立て上げられ、父親のデクランからも憎まれることに。 絶望のどん底につき落とされたコナーは、生きて出ることはかなわないと言われるリトル・ソルティー島の監獄へと送られることに

そうして、コナーの地獄の日々が始まります。
生きて出ることが絶望的に思われる中で、コナーはウィンターという囚人と出会います。 彼は実は国王の命令を受けたスパイだったのだけど、彼もまた牢獄から出ることができない、という状況に陥ってしました。 それでも、ウィンターは過酷な環境の中で生き延びるための知識や助けを与えてくれて、コナーは少しずつ逞しく強かに成長していきます。
ただ、身体は逞しくなっていっても心は両親からもイザベル王女からも見捨てられたと思い込んでいる少年のままで……

でも、実はそれは真犯人の巧妙な仕掛けでコナーの父親のデクランはコナーが国王を守ろうとして殺されたと思い込まされていました。そして、その犯人が怪我を負わされていて姿が変わっていたコナーだと聞かされ、自分が今まさに目にしているのがまさかコナー本人だとは気づかないまま憎しみの言葉を投げかけることになってしまったのです。

そんなふうにされていたとは知らずにいたコナーは、本当に自分が国王の殺害犯だと父親に思われて心の底から憎まれている、とすっかり信じこんでしまい……過酷な囚人としての毎日に希望を持つことができないまま成長してしまいます。
そんなわけで、せっかくなんとか脱出する手段を見つけ実際に脱出できたあとも、両親のもとへ戻ろうとはせず恩師との夢だった”空を飛ぶ機械”を作ることに専念することになります。
そうして、とうとう空を飛ぶことができるようになるのだけど、その道具を使ってコナーは盗賊として活動しはじめて……。
いつしか人は彼のことを ”エアーマン” と呼ぶようになります。

その間にも本当の真犯人は、自分が国を手中に治めるためには邪魔なイザベル王女とコナーの両親を殺そうと計画を練っていて……。

コナーと行動を共にしていたウィンターは、その計画を止めようとするのだけど、コナーは動こうとはしません。 今更、行動してもなんにもならない、とすっかり投げやりな気持ちになっているからなのだけど、それでも、心の奥底ではやはり両親やイザベル王女のことを忘れることができずにいます。

そうして、悩んでいるうちにウィンターから助けを求める信号弾が上げられたのを目にして、とうとうコナーは真犯人と対決する決意を固め、”エアーマン”として敵の待ち受ける城へと向うのだけど……。

空に対する強い憧れの気持ちを別にすれば至って普通の少年だったコナーが、ある日突然絶望の底に叩き落されてしまう。 そうして生き延びるために非情さを身につけていく様子は痛々しかったのだけど、彼が機知を生かして困難を克服していく様子にはワクワクさせられました。
辛い目にあいながらも優しさをなくさずに最後には両親とイザベラ王女と友人のウィンターを助けるために、立ち上がって真犯人に立ち向かっていく姿がカッコよかったです


| アドベンチャー | 17:00 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
極北のハンター(上下)/ジェイムズ・バイロン・ハギンズ
ジェイムズ・バイロン ハギンズ
早川書房
---
(2000-05)
Amazonランキング: 670634位

ジェイムズ・バイロン ハギンズ
早川書房
---
(2000-05)
Amazonランキング: 636735位

JUGEMテーマ:読書

★★★★(4/5)

あらすじ

莫大な財産を持つ富豪にして、自然を知り尽くした男、ハンター。
山中で密かに暮らす彼のもとにある日、謎の男たちが訪ねてきた。 アラスカで正体不明の巨獣が出現し、米軍施設の警備にあたる兵士たちを惨殺した。 その巨獣を抹殺するために力を貸してほしいというのだ。
ハンターは唯一の友である大狼を連れてアラスカへ赴く。 そこで彼は戦闘のプロたちから成る精鋭部隊と合流、巨獣を追って森林の奥に踏み込んでいくが……(紹介文より)

前置き

作者のジェイムズ・バイロンさんの作品は何気なく手にとった 『凶獣リヴァイアサン』 (上下)を読んだのが初めてだったんですが、この作品で主人公が遺伝子操作によって生み出された怪物との死闘を繰り広げる中で、見せてくれた勇気、友人との友情や愛情、奇跡に感動しました。
きっと、ほかの作品も面白いに違いない! と探してみたら 『極北のハンター』 と 『殺戮者カイン』 の2作品があったので、まずは本作を読んでみることに♪

〜感想〜

訓練された兵士たちをまたたくまに全滅させた 正体不明の ”獣” を見つけだして抹殺する作戦に参加することになった、ナサニエル・ハンター。 彼は、すぐれたトラッカー(追跡者)で、山中で迷子になった子供を探し出したり、絶滅したと思われていた動物を見つけだしたり、果ては医療に役立つ数種の植物を発見したり、とその能力は測り知れない人物。
しかも、その発見によって大富豪になりながらも、贅沢に浸ることなく相変わらず普段は山中で生活していて……。
そばにいるのは大狼のゴーストだけ。

そんなハンターが、なぜ今回の依頼を引き受けたかというと、その”獣” が今も移動を続けてその先々で同じように殺戮を繰り返すことを聞かされたからなのだけど、実はこの話にはとんでもない裏があって……。 途中で戦闘のプロフェッショナルたちと合流したハンターは、”獣”の残した跡を追って彼らを導くのだけど、そんな彼らを ”獣”もまた待ち受けていて逆に襲いかかってきます。
しかも、その”獣” の戦闘能力はあまりにも高く、ハンターたちは最初の戦闘でとんでもない恐怖にさらされることになります

いったい、この”獣”はどんな生き物なのか? どんな習性を持ち、どこに弱点があるのか? 知能はどこまであるのか? 
とにかく、なにもわからないまま、ハンターのトラッカーとしての優れた能力と知識をたよりに、狩る側から狩られる側へと追いやられたチームは生き残りをかけて死闘を繰り広げることになります。

そうしてハンターは普段は抑えている戦士としての本能を全開にして、獣と渡り合うことになるのだけど、この二人(?)の戦いがものすごい
ハンターに出会うまでは無敵だった”獣”は、自分を傷つけたハンターを激しく憎んで執拗に彼を殺そうとするのだけど、その度にハンターはある時は一人で()、またある時は友人の大狼のゴースト、仲間たちと協力しあって撃退するのだけど、その凄まじい攻防には手に汗握りながら読んでました
命がけの戦いの中でチームの一員で狙撃手の女性とのロマンスなんかもあったり、CIAの絡んだ陰謀があったり、と盛りだくさん(笑)なストーリーにすっかり引き込まれました。

最後にどちらが勝つのか?
生き残るのは誰なのか?

最後の最後まで気が抜けないスリルあふれる作品でした



| アドベンチャー | 21:52 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
ダイヤモンドブラザーズ<ケース5>禁断のクロコダイル(完)/アンソニー・ホロヴィッツ
アンソニー ホロヴィッツ
文溪堂
¥ 945
(2009-03)
Amazonランキング: 228739位

JUGEMテーマ:読書

★★★☆(3.5/5)

あらすじ
とある孤島で開かれることになった、ティムの同窓会。
招待したのは、いまや世界的な金持ちの同級生、マクドゥーガル。
費用はすべて彼持ち。
こんなおいしい話を逃す手はないと、ニックも同行することに。
しかし、その島で目にしたものは、邸の主人のかわりはてた姿だった。
そして、ほかのクライメイトもひとり、またひとりといなくなる。
次の犠牲者になるのは一体…!?生き残れるのは、ニックか、ティムか?それとも…!(紹介文より)

〜感想〜

『ダイヤモンドブラザーズ<ケース4>空とぶフランス菓子』 に続く最終巻5作目です♪

今回も2編収録されてます♪
あとがきで知ったんですが、全作と本作の翻訳は4人の訳者さんがしているとのこと。
確かに、読んでいて 「あれ? 何か雰囲気違うな。。。」 と思う場面があって……。 あとがきでそんな事情を知って納得 個人的にはやはり1巻から訳している方のが好きですが、違った雰囲気を味わえたのは面白かったです

今回ティムは高校の同窓会に招かれて、懐かしいクラスメートと再会することになるのだけど、その場所で殺人事件が起きてしまいます。 そうして、クラスメートが一人、また一人と殺されていくのだけど、最初からティムへの招待を胡散臭く思っていたニックは、無理矢理ティムに同行していて、兄を守ろうと真犯人を突き止めようとするのだけど……。

最後の最後で、ティム自身が ”ニックが犯人” だと勘違いしてしまって……やれやれ
……さすがにここまでオマヌケだと、そのとぼけぶりが可愛いとは言えなくなってしまいますね

そんなティムを見捨てないニックが偉いと思いました(笑) 本当にできた弟です
なにはともあれ、誤解もとけてニックはティムを守ることができました。
めでたしめでたし、ではあるけれど……この先、ティムが探偵を続けるのって無理があるな〜、としみじみ思いました。

と、案の定、ティム自身もそう思ったようで、2話目では探偵をやめて他の仕事に就こうと決心。
ところが、その矢先に超有名なポップスターのボディガードの依頼が舞い込んできて……。 ティムにつとまるかどうかはともかく、報酬につられて引き受けるのだけど、実は隠された企みが……。

今回でティムとニックの冒険は終わりになるんですが、最後の最後までティムはティムのままで(笑)、ニックの苦労もいつも通りでした
この先、ティムにあった仕事が見つかるのかどうか 
ニックの苦労は終わるのか 気になるところではありますが、まあ、なんだかんだ言いつつも、結局ニックはティムの面倒を見続けることになりそうな感じですね(笑) 
楽しい作品でした


| アドベンチャー | 20:47 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
ダイヤモンドブラザーズ<ケース4>空とぶフランス菓子/アンソニー・ホロヴィッツ
アンソニー ホロヴィッツ,金原 瑞人
文溪堂
¥ 945
(2009-03)
Amazonランキング: 227598位

JUGEMテーマ:読書

★★★☆(3.5/5)

あらすじ

ヨーグルトの懸賞に当選し、パリ旅行へ招待されたニックたち。
ところが、いつものようによけいなティムのひとことから、思いがけない災難が!何者かにまちがわれたふたりは、やがてあやしげな薬を飲まされて…。
もうろうとする意識のなか、ニックが目にしたあるものとは!?華の都パリで、またもニックとティムの命がねらわれる!(紹介文より)

〜感想〜

『ダイヤモンド・ブラザーズ<ケース3>逆転のオークション』 に続く4作目です♪

今回は、2編収録されていました。
ちょっと得した気分です

仕事の依頼がなくて、生活が苦しくなっていたティムとニックだったのだけど、ある日、ヨーグルトの懸賞に当たってパリ旅行へ行けることに

喜んでパリへと旅だったティムとニックは、いつものように(笑)事件に巻き込まれます。 今度は、麻薬組織とのトラブルで、組織のボスを突き止めようとしているフランス警察も巻き込んで、ドタバタの冒険が始まるのだけど、今回はいつになく危険な目にあってます。

さすがのニックも、十四歳という年相応の少年に戻って、脅える場面もあったりして……。やっぱりいくら頭脳明晰でしっかりしていも、怖いものは怖いですよね
そんなニックの姿にちょっと保護欲を刺激されました(笑)

今回はいつもと違ったニックの姿を見られたのがよかったです
次は最終巻 『ダイヤモンド・ブラザーズ<ケース5>禁断のクロコダイル』 です。


| アドベンチャー | 09:52 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
ダイヤモンドブラザーズ<ケース3>逆転のオークション・アンソニー・ホロヴィッツ
アンソニー ホロヴィッツ
文溪堂
¥ 945
(2009-02)
Amazonランキング: 166232位

JUGEMテーマ:読書

★★★☆(3.5/5)

あらすじ

ティムに仕事を依頼した直後に殺された男・マガフィン。
彼は最期に「サウス・バイ・サウス・イースト」という言葉を残して息絶えた…。
ティムとニックにせまる暗殺者『カロン』の不気味な影。
その影を追って、ロンドンをとびだしオランダへいくニックたち。
ダイイング・メッセージに隠された意味、そして暗殺者カロンの正体は!?イギリスをとびだし、舞台ははるかオランダ・アムステルダムまで!(紹介文より)

〜感想〜

『ダイヤモンド・ブラザーズ<ケース2>裏切りのクジャク』 に続く3作目です。

今回ニックとティムが巻き込まれる事件は、MI6というスパイ組織が絡む暗殺事件 新しく引っ越した事務所に、銃を持った男が 「電話をかしてくれ」 と、飛び込んでくるのだけど、あくまでもマイペースのティムは、まずは詳しい事情を聞かせくれ、と伝えます。

男は、暗殺事件のことと、殺し屋の正体を突き止めなければならない、というようなことを話すのだけど、事情を聞き終えたティムは 「電話は使えない」  と男に教えます。
実は、電話は料金未払いで止められていた状態 ……最初からちゃんと教えてあげればいいものを マイペースにもほどが ありますよね

当然、男は怒るのだけど、仕方なく通りにある公衆電話を使うことに。
ところが、男は公衆電話BOXの中で殺されてしまい……

男の最後に立ち会うことになったニックとティムは、謎の言葉と男が止まっているホテルの鍵を手に入れます。 ことは、暗殺事件という一大事です。 知らん顔をすることはできず、ニックはティムと一緒に男が止まっていたホテルまで、手がかりを求めに行くのだけど……。

でも、それがニックとティムの運のつき。 
イギリスの諜報組織MI6に目を付けられて、殺し屋をおびき出すための”エサ”として利用されることになってしまいます。
……というか、どうもニックとティムは利用される運命にあるようで
その度に命がけで逃げ回る羽目になるのが、気の毒ながらも面白いです

それにしても、ティムのおとぼけぶりは、シリーズが進むにつれて輪をかけてひどくなってきているような気がします
少しはしっかりするかな、と思っていたら逆でした(笑)

ニックの苦労も倍になっているようで……気の毒。
とはいえ、いざというときは、やっぱり”兄”らしく、今回は最後のほうでちょっと頑張っていて、ニックを助けたりもしてました。
少し、かっこよかったかも(笑)

次は 『ダイヤモンドブラザーズ<ケース4>空飛ぶフランス菓子』 です。


| アドベンチャー | 22:36 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
ダイヤモンドブラザーズ<ケース2>裏切りのクジャク/アンソニー・ホロヴィッツ
アンソニー ホロヴィッツ
文溪堂
¥ 945
(2009-01)
Amazonランキング: 98579位

JUGEMテーマ:読書

★★★☆(3.5/5)

あらすじ

ある晴れた日の放課後、ニックはスネープ警部から、極秘任務を依頼される。
それは、犯罪者として刑務所に潜入し、ある『名前』をききだすことだった。
またしても、命を危険にさらすはめになったニック。
やがて事態は、だれもが予期しなかった展開へ…!今度こそ、だれの命も保証できない!(紹介文より)

〜感想〜

『ダイヤモンド・ブラザーズ<ケース1>危険なチョコボール』 に続く2作目です♪

前作で天然でのんびりやさんの兄ティムに代わって事件を解決したニックでしたが、探偵の仕事が入らず、かなり生活が苦しくなってます
こんなことなら、両親についていけばよかった、と後悔することもしばしば。
そんなある日、スネープ警部から囮捜査に協力するよう依頼されるのだけど、危険な目にあうのはごめんだと、きっぱり断るニック。

その場はあっさり引き上げたスネープ警部だったのだけど、その後、ニックは盗難の濡れ衣をきせられる羽目に スネープ警部の罠にまんまとはまってしまったニックは、結局彼の囮捜査に協力することになってしまいます。
窃盗犯として少年刑務所に入れられたニックは、目当ての少年に近づいて密輸を手がけている人物の名前を聞き出そうとするのだけど……。

今回もニックは大活躍です♪
そして、例によって兄のティムはとんちんかんなことをしてます(笑)
ニックの足を引っ張りまくりの姿がおかしかったけれど、ニックの苦労を思うと素直に笑えず……

単純で素直な性格は可愛いと思うんですが、彼のおかげで窮地に陥るニックの姿を見てると、家でおとなしくしてなさい! と、言い聞かせたくなりました
ほんとうに、どっちが兄なんだか?(笑)

でも、ニックみたいな頼りになる弟がいるといいな、なんてちらっと思ってしまいました ティムを助けながら、自分のピンチもくぐり抜けて事件を解決したニックの姿がカッコよかったです♪

次は 『ダイヤモンドブラザーズ<ケース3>逆転のオークション』 です。



| アドベンチャー | 19:15 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
ダイヤモンドブラザーズ<ケース1>危険なチョコボール/アンソニー・ホロヴィッツ
アンソニー ホロヴィッツ
文溪堂
¥ 945
(2008-12)
Amazonランキング: 59533位

JUGEMテーマ:読書

★★★☆(3.5/5)

あらすじ

ロンドンの下町で、私立探偵の兄、ティムとともに暮らす13歳の少年ニック。
ある日、兄のもとに奇妙な仕事が舞いこむ。
「包みをひとつ、あずけたい」わたされたのは、ごくふつうのチョコボールの箱。
肝心の任務は、それをあずかることだけ…。
そしてニックは、その箱の秘密につき動かされてゆく。(紹介文より)



前置き

本作は 『女王陛下のスパイアレックス・ライダー』 シリーズのアンソニー・ホロヴィッツさんの新しいシリーズです。
アレックス・ライダーという少年が心ならずも少年スパイとして活躍する話しで、こちらは1作目が 【アレックス・ライダー】 というタイトルで映画化もされてます。 アレックス役の俳優さんがすんごく!素敵なハンサムくんで、面白い作品でした♪

本作も十三歳の少年ニックが、今度は探偵として活躍しています。
頼りない兄ティムとともに、ニックがどんな事件に出くわしていくのか、楽しみですね♪


〜感想〜

十三歳の少年ニックは、両親がオーストラリアに引っ越しすることになった際、兄ティムのもとへ戻ることを選びます。 ティムも両親も最初は反対したものの、仕方なく認めることに。 そうしてティムと一緒に暮らし始めたニックだったのだけど、ティムは元警官で今は私立探偵という仕事をしているものの、金魚にすら脅えるという何とも頼りない人物

容姿はかなりのハンサムだけれど、頭は……ちょっと軽め
そんなティムとは正反対に弟のニックは頭脳明晰で、犯罪者たちとも堂々と渡り合える度胸の持ち主のしっかり者。
この二人のでこぼ(笑)こコンビが、持ち込まれた事件を解決していくのだけど……とにかくティムがのんきというか、おとぼけキャラというか……絶対絶命のピンチの時でも、自分の名前の呼び方にこだわったり(笑)、警官時代には銀行強盗を親切にも銀行まで案内しちゃったり()と、天然ぶりを発揮してくれます

そんなティムをフォローしなければいけないニックの苦労はおしてしるべし(笑)
でも、そんなティムをばかにすることもなく、さりげなく兄をたてて事件を解決に導いていくできた弟ぶりに感心しました

今回は、突然事務所に飛び込んできた男から”ある物”を預かったことで、ギャングたちから狙われることになるんですが、その”ある物”とは……テョコボール いったい、このチョコボールにどんな謎が隠されているのか

ギャング、警察、入り乱れてチョコボールの争奪線が繰り広げられることに(笑)
ニックとティムは、彼らを出し抜いて謎を解くことができるのか。

わくわくしながら楽しく読める作品でした
これから、ティムが少しは頼りになるくらいに成長するのか、ちょっと楽しみだったりします。 
ニックの苦労は終わらないとは思いますが(笑)

次は 『ダイヤモンド・ブラザーズ<ケース2>裏切りのクジャク』 です。


| アドベンチャー | 17:15 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
ぼくんちのテディベア騒動/クリス・ダレーシー
クリス ダレーシー
徳間書店
¥ 1,575
(2010-05)
Amazonランキング: 352202位

JUGEMテーマ:読書

★★★☆(3.5/5)

あらすじ

中古ショップで、ぼろぼろのどこか悲しげなテディベアを気に入ってしまったぼくは、店の裏に捨てられていたのを拾って、ホレースと名づけた。
学校のイベントで、有名な鑑定士にホレースを見せると、高値で買いたいだって!?同じころ、父さんが経営する清掃会社がかたむきかけ、母さんも姉さんも妹もなんだか不安な気持ちに。
父さんは、家族のためにテディベアを売ってくれと言いだした。
けど、ぼくは手ばなしたくない。
でも、ほんとうの値うちを知りたくて、ガールフレンドのルーと、親友のケニーといっしょに、テディベアにくわしい大金持ちの老人をたずねると、なぜか怒りを買ってしまう。
その直後、うちに不審な男が押し入り…?(紹介文より)

〜感想〜

作者のクリス・ダレーシーさんといえば、思い浮かべるのは 『龍のすむ家』 シリーズですが、本作はファンタジーではなく、思春期を迎えた少年のちょっとした冒険を絡めながら家族との絆を描いた微笑ましい物語でした

主人公はジョエルという男の子。
シンブル(指ぬき)を集めるのが趣味の母親の誕生日にプレゼントするために、掘り出し物をさがしていたジョエルはリサイクルショップでぼろぼろのテディベアと出会います。
売り物ではなく捨てることになっている言われたジョエルはどうしても、そのテディベアが気になってこっそりごみ箱から拾って家に持ち帰ってしまいます。

テディベアの瞳に惹かれるものを感じたジョエルは、そのまま自分の家に置くことにするのだけど、ある日軽い気持ちで学校のイベントでテディベアを鑑定してもらうと……想像以上の高値になることがわかります。
驚くジョエルだったのだけど、売るつもりはまったくおきませんでした。
ところが、さらに詳しい専門家に鑑定してもらったほうがいいとすすめられ、調べてもらうと……今度は8千ポンドにはなると教えられます。

おりしもジョエルの家では父親の会社が傾きかけ、母親も働きに出ようとしたその時、姉が階段から落ちて看病をしなければいけなくなってしまいます。
さらに、家のローンの返済の問題もおきてきます

そんな状態の時に、テディベアには8千ポンドの価値がある、と知った父親は目の色を変え始め……。 それでもジョエルは売ろうとはしません。
もともとは捨てられたのを拾ってきただけなので、ジョエルは逆にもとの持ち主がテディベアの価値を知らずにいたのだと思い、それなら元の持ち主を探し出して返さなければいけない、と考え始めます。 そうして、親友のケニー、ガールフレンドのルーピーの助けを借りて元の持ち主探しをするのだけど……。

誤解がもとで、なんとジョエルがテディベアを盗んだと警察に通報されてしまいます。
それからがまた大変
すっかり、生活が無茶苦茶になってしまったジョエルは辛い思いをすることになります。 いったい、ジョエルの家族はどうなってしまうのか?
このままバラバラになったらどうしよう……と、ちょっと不安だったんですが、思いがけない相手から救いの手が伸べられることに。

それは、ジョエルを警察に通報した張本人
彼はテディベアの本当の持ち主で、自分が誤解していたことを知ってジョエルたちの家族にある提案をするために家を訪ねてきます。
そうして、彼が提案したのは……。

ジョエルの家族、テディベアの持ち主、皆が幸せになって丸く収まった大団円にほのぼのした気持ちになりました ちょっと上手くいきすぎのような気もしますが(笑)、でも皆が幸せならそれでいいですよね



| アドベンチャー | 19:14 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
秘密結社ベネディクト団(上下)/トレントン・リー・スチュワート
トレントン スチュワート
ヴィレッジブックス
¥ 924
(2010-03-20)
Amazonランキング: 200049位

トレントン スチュワート
ヴィレッジブックス
¥ 924
(2010-03-20)
Amazonランキング: 210740位

JUGEMテーマ:読書

★★★★(4/5)

あらすじ

新聞に載った不思議な募集広告で集められ、ヘンテコな試験によって選ばれた4人の才能あふれる孤児(みなしご)たち。4人を選んだのは、正義の天才科学者ミスター・ベネディクトだった。(彼は心優しい人だが、笑うと眠りこんでしまう困った持病がある)シマデナシ島(とう)にある寄宿学校「天才アカデミー」を隠れみのにして、洗脳マシンを使って世界征服をもくろむ悪人がいることをつきとめたミスター・ベネディクトはその計画を阻止するため、4人にスパイとしてアカデミーに潜入してくれないかと持ちかける。ただし、作戦には命の危険がともなうという。4人はそれぞれの事情から作戦に参加することを決め、「天才アカデミー」へと乗り込むが……。(紹介文より)

〜感想〜

幼い頃に両親を亡くし孤児院で育った少年レニー。
家出をしてきた天才少年スティッキー。
バケツを手放さない少女ケイト。
小さくてでも毒舌を吐く女の子コンスタンス。

一風変わった個性を持つ四人の少年少女が、ヘンテコな試験に合格した事で思いがけない冒険に巻き込まれることになります。
それぞれの子供たちには素晴らしい才能があって、お互いの持っている才能が上手く補い合い、素敵なチームワークを生み出しています。

レニーは優しくて思いやりがあり、物事の本質を見抜くことができるリーダータイプ。 そんなレニーを中心にスティッキー、ケイト、コンスタンスは自分たちを選んだ謎の人物 ”ミスター・ベネディクト” から託された任務(かな?)を果たすため、 ”天才アカデミー” へスパイとして乗り込んで行くのだけど……。

四人の少年少女がそれぞれの才能とチームワークで、”天才アカデミー” の謎を解いていく様子にワクワクしました  コンスタンスだけは、ちょっとあまり人好きのする性格とはいえないのだけど、そんなコンスタンスだからこそ、できることもあって……。誰か一人が活躍するのではなくて、四人が協力し合うことで困難を乗り越えていく様子が面白かったです♪

とはいえ、阻止しなければいけないのは ”世界征服” 
なので、正体がばれそうになったり、弱気になったりすることもあって、簡単にはいきません。 結構、ハラハラする場面もありましたが、それがまた楽しかったです 
ほのぼのとする結末で、温かい気持ちにしてくれる作品でした




| アドベンチャー | 23:00 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
アレクサンドロス大戦記<永遠の帝国>/ヴァレリオ・マッシモ・マンフレディ
ヴァレリオ・マッシモ・マンフレディ,草皆 伸子
徳間書店
---
(2000-05)
Amazonランキング: 195758位
JUGEMテーマ:読書


★★★☆(3.5/5)

あらすじ

アレクサンドロスはガウガメラの決戦で宿敵ダレイオス王を敗走させ、ついにペルシア大帝国を瓦解させる。 順調にみえた遠征。
しかし、その内部には不穏な影が漂いはじめていた。 怠惰な生活におぼれ始める将軍たち、新たに配下に加わったペルシア兵と古参マケドニア兵との確執。 そして、ペルシア風の習慣に染まってゆく王への不満……。
アレクサンドロスは、大遠征にかける自らの情熱と理想によって、内部分裂の危機をのりこえていく。 そして、ついに世界の果てへたどりつかんとするのだが……(紹介文より)



〜感想〜

前作 『アレクサンドロス大戦記◆禺磴征服者>』 で、ペルシアのダレイオス王を敗走させたアレクサンドロスだったのだけど、つかの間の休息の間にペルシア宮殿の溢れんばかりの富に仲間の将軍たちは怠惰な生活をするようになっていってしまいます。
その状態を危惧したエウメネスの助言にアレクサンドロスは以前の兵隊生活にもどるように喝をいれ、再び敗走したダレイオスを追って遠征を開始します。

ペルシアを征服して、頂点にたったかに見えるアレクサンドロスなのだけど、その後、段々と事態が悪い方向へと進んでいく様子に、読んでいてちょっと悲しくなってしまいます。

少年の頃からの友人の裏切り、王としての孤独、そして、最愛の女性バルシネの死や友人たちの死……。
相変わらずアレクサンドロスの魅力は健在で、兵士たちの愛情を一身に受けてはいるもの、アレクサンドロスが遠征にかけている情熱までは理解されません。
友人たちの誤解、お互いの心のすれ違いが重なり、とうとうアレクサンドロスは自らの手で友人を殺すことにまでなってしまう。

正直、アレクサンドロスを見放したくなる気持ちもわかる時もあったのだけど、そんな時に思いがけずもとの魅力的なアレクサンドロスが顔をだして、彼のしたことを許してしまいます。 こういうのも、惚れた弱み というんでしょうかたらーっ

仲間たちもアレクサンドロスが何をしようともついていく。
と固い決意を翻すことなく、本当に最初から最後までアレクサンドロスを支えていました。欠点もありましたが、それらも全てひっくるめて、本当に愛すべき人物だったのだと感じました。

アレクサンドロスの旅は終わりを迎えましたが、彼のなした偉業はきっといつまでも人々の記憶に残り、語られていくだろうな、と思いましたね〜。
| アドベンチャー | 16:39 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark


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