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カルテット4<解放者(リベレイター)>/大沢 在昌
大沢 在昌
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,155
(2011-02-26)
Amazonランキング: 254699位

JUGEMテーマ:読書

★★★☆(3.5/5)

あらすじ

もつれる感情、裏切りの感覚―。
チームの信頼が揺らぐとき、最大の危機が訪れる。
千人もの若者を集めてゲリラ的に行われる野外DJイベント・解放区と、破壊工作を繰り返すリベレイターと呼ばれる一団。
ふたつの集団に接点を見出したクチナワは、解放区への潜入捜査を命じる。
ダンサーのケンに心奪われるカスミ、燃える嫉妬に苦しむタケル。
無関係と思われた情報の断片が集まるとき、巨大な敵が姿を現す。(紹介文より)

〜感想〜

『カルテット3<指揮官>』 に続く4作目です。
前作で、カスミの過去を打ち明けられたタケルとホウでしたが、同時にカスミの父親の藤堂がタケルの家族を殺した事件に関わりがあることがわかりました。

一度は3人の絆が壊れかけたものの、一人暴走したタケルを助けようとしたカスミとホウが危険な目にあったことを知って、タケルのこだわりは解けて藤堂のこととカスミのことは別だと割り切ることができました。 そうして、よりいっそう3人の絆は強く結ばれることになったのだけど、本作ではまたもや3人の間に罅を入れるような出来事が起こります。

というのも、原因はまたもやカスミ
タケルとホウは二人ともカスミに好意を抱いているのだけれど、カスミの目的を果たすためには ”チーム” 内での恋愛沙汰はトラブルのもと。 ホウはそういうことがわかるので、自分の気持ちを抑えるのだけど、タケルは良くも悪くも一直線なところがあるので、気持ちを抑えることができなくて……。

クチナワから、破壊行為を繰り返す<リベレイター>という集団の目的と正体を突き止めるため、潜入捜査をするよう指示が下るのだけど、その捜査の途中で知り合ったケンといいうダンサーにひと目で引かれたカスミは捜査のこともそっちのけでケンに身を任せてしまいます

おいおいおい……それって展開早すぎじゃ
と、ちょっと呆気にとられてしまいました。 
カスミって捜査中にタケルとホウに的確に指示を出す役割の指令塔だったはずなのに、そんなことでいいの なんだか、今までのカスミのイメージとは違ったような気がして、今一つ納得がいきませんでした

タケルとホウは、カスミのしたことにすぐ気づいて裏切られた気持ちになるのだけど、許せない、と怒るタケルをホウが宥めます。
ホウも裏切られた気持ちになりはするのだけど、同時にカスミがそんなふうにした理由にも気づいてしまいます。

どうやらタケルの気持ちに気づいたカスミが、チームとしての関係を崩さないように、敢えて、そんな行動をとったんだ、と察しをつけたホウはタケルにもその考えを伝えてとにかく怒りを静めるよう説得します。

ホウの話を聞いてタケルも一応は納得するものの、でも逆にチームとしての結束をめちゃくちゃにしたことも確か。 やはりカスミを簡単に許すことができず、もし、このままカスミが捜査を投げ出したならば、チームは解散だと心に決めて、タケルとホウはとりあえず捜査を続けることにします。

一方、自分のしたことがタケルとホウに対する裏切りだと自覚しているカスミは自己嫌悪に襲われて、自分をおいて去っていく二人の姿を見て見捨てられたのだと思いこんでしまいます。 ケンに引かれている気持ちに嘘はないものの、後悔したカスミは一人で捜査を続けることにするのだけど……。

今回は、カスミがいつになく優柔不断というか頼りないというか……いつものカッコよさが感じられませんでした。 とはいっても、カスミはまだ十代の少女でもあるので、いつもいつも強くいられないのも仕方ないですね……。

そんな状況なので、カスミ、タケルとホウ、と別行動で捜査を続けることになるのだけど、それが災いしてカスミが今までにないほどの危機に落ちる羽目に タケルとホウはカスミを助けだそうとするのだけど、そこへカスミの父親の藤堂からタケルの携帯に連絡が入ります。
隙を作るからカスミを助け出せ、と。

いったい、何故タケルの携帯を知っているのか?
 何故、自分たちの行動を知っているのか?
疑問はあるものの、まずはカスミを助け出すことが先決。 タケルとホウはカスミを助け出すために行動に移るのだけど、逃げる途中でカスミが撃たれてしまい……

ついに、カスミの父親の藤堂が動き出しました。
どうやらカスミの行動はすべて把握していたようで、今回の事件に乗じて藤堂はカスミをタケルたちのもとからまんまと連れ去ってしまいます。

撃たれてしまったカスミは果たして無事なのか
タケルとホウは再びカスミに会うことができるのか

次の 『カルテット5』 に続きます。
……早く発売されることを期待して


 

| あくしょん | 22:30 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
カルテット3<指揮官>/大沢 在昌
大沢 在昌
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,155
(2011-01-29)
Amazonランキング: 257471位

JUGEMテーマ:読書

★★★★ (4/5)

あらすじ

カスミはタケルとホウを父・藤堂の知人が運営する麻薬中毒者の更生施設に連れて行き、二人に初めて身の上を打ち明けた。
藤堂の組織と活動について、そしてクチナワとの関係について…。
しかし、その日の深夜、施設が何者かに襲撃される。
一瞬にして施設を壊滅に追い込んだのは、特殊な戦闘用ナイフだった。(紹介文より)

〜感想〜

『カルテット2<イケニエのマチ>』 に続く3作目です。

前作の事件を通して、タケル、カスミ、ホウの3人は ”チーム” としての結束を強めることになりました。チームの要で司令塔のカスミは自分のある目的のために、クチナワと手を組み自らチームのメンバーとしてタケルとホウを選んでいましたが、二人に自分の目的を明かすつもりはありませんでした。

ところが、自分でも予想外のことにタケルとホウの二人に信頼を寄せるようになってしまいます。そんな気持ちの変化からカスミは、タケルとホウに自分の過去と目的を打ち明けることに。
そうして、カスミは自分の父親の友人の郡上が営んでいるという薬物中毒患者の療養所へ二人を連れて行き、自分の過去を話し始めるのだけど……。

タケルはそんなカスミの態度に戸惑ってしまいます。
タケルにとって、カスミは何があっても動じずどんな困難にも答えを見つけ出してくれる、という完璧な存在になっていて、そんなカスミが人間らしい弱さを見せることに理不尽な怒りを感じます。
はじめて出来た仲間というだけでなく、異性としても意識していることから自分でもどうしようもない複雑な気持ちに

一方、ホウもまたカスミに対して好意を抱くようになっているのだけど、タケルよりは大人で(笑)そんな自分の気持ちを抑えることができます。 そうしてホウはタケルの気持ちを変わりに分析して何故、そんな気持ちになるのか、を説明してタケルの気持ちを宥めてくれます。

ホウから自分の気持ちをきかされて冷静になったタケルは、気持ちを静めてカスミの話を改めて聞くことになります。 
カスミの父親の藤堂は犯罪組織の大物で、カスミは藤堂と同じことができるように教育されたこと、クチナワはその藤堂を捕まえようとして両足を失ったこと、今彼がカスミと手を組んでいるのは今度こそ藤堂を捕まえるためだということ、等々を聞いて今まで疑問だったことが明らかになっていきます。

そんなふうにカスミが自分のことを打ち明けてくれたことで、タケルもホウもカスミに対する気持ちを深めるのだけど、その後とんでもない出来事が起こってしまいます。
何者かが夜中に療養所に侵入し、カスミ、タケル、ホウは郡上から逃げるよう言われます。 郡上のことを心配しながらも、とりあえず言うとおりに3人は脱出するのだけど、朝になってから郡上をはじめ療養所の人たちが全員殺されたことがわかり……

ショックを受ける3人だったのだけど、さらに驚く事実が発覚します。
その事実というのは、タケルの家族が殺されたのと同じ手口で郡上たちも殺されていたこと 
”グルカナイフ” という凶器を使っていることから犯人を ”グルカキラー” と呼ぶことになるのだけど、どうやらクチナワは最初からそのことを知っていたようで……。
真犯人の正体まではわからないけれど、その真犯人に繋がる手口を隠していたことで、タケルはクチナワとカスミに不信感を抱くことになります。
しかも、その”グルカキラー” はカスミの父親の藤堂にもかかわりがあるかもしれない可能性が出てきて……。
タケルの家族を殺すよう命じたのは藤堂だったのか

カスミとクチナワを信じることができなくなったタケルは、彼らのもとを離れて1人で ”グルカキラー” を探し出そうとするのだけど、後先を考えない無謀なやり方のせいで殺されそうになってしまいます。まさに絶体絶命というその時、クチナワが現われて……。
助け出されたタケルは、自分が飛び出したあとにカスミとホウもまたタケルのために ”グルカキラー” の手がかりを追っていて、危険な目にあいホウが怪我を負ったことを知ります。
カスミとホウが自分のために動いていてくれたことで、タケルはカスミの父親の藤堂が”グルカキラー” と関わりがあったとしても関係ない、と思えるようになります。

実際、藤堂はタケルの家族が殺された事件にかかわりがあったことがはっきりするのだけど、それでもカスミ、ホウの二人がかけがえのない仲間だという気持ちに変わりはなく、今回の事件をとおしてより深く”チーム”としての絆を強めることになりました。
危機を乗り越えた3人が、これからどんな活躍を見せてくれるのか、ワクワクします

次は 『カルテット4<解放者(リベレイター)>』 です。


| あくしょん | 20:54 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
カルテット2<イケニエのマチ>大沢 在昌
大沢 在昌
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,260
(2010-12-25)
Amazonランキング: 48776位

JUGEMテーマ:読書

★★★★(4/5)

あらすじ

クチナワから指令が下る。
それは、川崎・ミドリ町への潜入捜査だった。
街の周辺では、四人の子供が死体で発見された。
何棟ものアパートに二千人もの外国人が住みつき、治外法権の土地となっているという。
身分を偽って街に入り込んだタケルたちは、自警組織「保安隊」に食い込むが、三人の前にサルや麒麟の面をかぶった異様な集団が現れる…。(紹介文より)


〜感想〜

『カルテット1<渋谷デッドエンド>』 に続く2作目です。
前作で、警察組織の謎の男 ”クチナワ” に脅迫同然のやりくちで ”チーム” にスカウトされた
 ”タケル”
クチナワとなにやらワケありげな、謎の少女 ”カスミ”
中国残留孤児三世の ”ホウ”(アツシ) は、
前作の事件を通して、敵とも友人とも判断のつかない微妙な関係になるのだけれど、クチナワとカスミの思惑によってタケルとホウは ”チーム” として、クチナワからの指令を受けてカ犯罪捜査をすることになります。

家族を10歳の頃に家族を皆殺しにされ、常に怒りを胸に抱いているタケルと、唯一信じられる友人のリンを殺され失意の底にいるホウと、すべてが謎に包まれているカスミ。
そんな3人が果たして ”チーム” としてうまく機能することができるのか?

そんなふうに思うのだけど、逆にそれぞれ抱えている悲しみや深い心の傷があるからこそ、お互いの気持ちを理解できるようなところもあるようで、最初は反発しあって殴りあいをしたタケルとホウは、ぎこちないながらも友人として心を通わせるようになっていきます。

カスミもまた、彼女なりの目的があるようなのだけど、タケルとホウには仲間としての情を感じていることは確か。 そうしてクチナワから次の指令が下るのだけど、その内容は中国人が集まって住むようになり、ほとんどの住人たちは密入国したりビザが切れている不法滞在者という”ミドリ町”へ家族として疑装して潜入し、少女連続殺人事件の犯人を突き止める、というもの。

根は優しさを失っていない3人は、犯人に対しての怒りを抑えきれず、絶対許せねぇ! とやる気満々  で3人はミドリ町へ潜入するのだけど…‥。

今回、ホウにとってちょっと辛くて切ない結末になっていますが、それと同時にタケルとカスミとの絆も深まる話になっています。 謎めいたカスミも少しずつ自分を見せるようになってきていて、彼女が抱えている重荷がいったい何なのか? ますます気になってきました。
何はともあれ、チームとしての絆を深めたタケル、カスミ、ホウのこれからの活躍に期待したいです
次は 『カルテット3<指揮官>』 です。


| あくしょん | 23:16 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
カルテット<渋谷デッドエンド>/大沢 在昌
大沢 在昌
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,155
(2010-12-25)
Amazonランキング: 132171位

JUGEMテーマ:読書

★★★☆(3.5/5)

あらすじ

子供の頃、家族を何者かに惨殺され、怒りに衝き動かされるタケル。 中国残留孤児三世に生まれたことで日本人を憎むホウ。 出自から目的まで、すべてが謎に包まれたカスミ。そして、三人を特殊捜査チームに仕立てようと目論む、警視庁の異端者クチナワ。 
”カルテット” としての最初の事件が今始まる……(紹介分より)

〜感想〜

本シリーズの主人公の一人、タケルは10歳の頃に両親と妹を惨殺された過去を持ち、常に ”怒り”を抱えて成長。18歳になった今はその”怒り”を武器に、まだ捕まっていない家族を殺した犯人の手がかりをつかもうと、犯罪者を見つけては襲撃するという無謀な行動を繰り返していたのだけど、ある日 ”クチナワ” と名乗る、車いすに乗った得体の知れない男から、謎めいた誘いを受けます。

胡散臭い誘いに不信感を抱くタケルだったのだけど、断ればタケル自身が警察に捕まることになる、とほのめかされて……仕方なくタケルはクチナワの話を聞くことにするのだけど、どうやらクチナワは警察関係者で、ある犯罪者を捕らえるためにタケルの協力が必要だということを説明します。

さらには、タケルが何よりも願っている家族を殺した犯人の情報についても調べるということになり、気が進まないながらもタケルはクチナワに協力することに。 そうしてタケルはクチナワの指示に従って、目的の人物に罠をしかけるため、敵のアジト(のような場所) に潜入するのだけど……。

一方、クチナワはもう一人の協力者 ”カスミ” にも連絡をとり、タケルのことを知らせて計画を進めていきます。 ただ、このカスミも謎めいた人物で、今一つ信用できるのかはっきりしないところがあって……。

タケルにしてもカスミにしても、過去にとても辛い目にあい、心に深い傷を受けていながらも優しい心をなくしてないのが好感持てました。
もちろん、敵に対しては容赦ないんですけど

二人の他にも重要な役割を担っているのは、中国人残留孤児の ”ホウ” 
日本名は ”アツシ” というのだけれど、日本も日本人も大嫌いな彼は日本名で呼ばれることを望まず、あくまでもホウとして行動します。

そんなホウが唯一信じて、大切にしているが友人の天才DJのリン なのだけど、暴力団の幹部とのつながりがあって、そのつながりを断とうとしたリンの身が危険にさらされる事態に追い込まれていきます。 何とか、リンを守ろうとするホウだったのだけど、当のリンにはそんな危機感が伝わらず…‥
ホウは自分の命を捨ててでもリンを守ろうと決意するのだけど、そこへタケル、カスミも加わって、事態は混乱していくことになります

タケル、カスミ、ホウ。
それぞれに傷を抱えている三人が、お互いの存在によって少しずつ変わっていく…‥そんな様子を読んで、本シリーズの内容はどちらかというと、重く痛ましいものではありますが、同時に三人の癒しの物語でもあるのかな、なんて思いました。

タケルの家族を殺した犯人の正体、カスミの謎めいた過去や目的等々、まだ謎は残されています。 この先、3人を待ちかまえているのはどんな運命なのか……ハラハラしますが楽しみでもあります
次の 『カルテット2<イケニエのマチ>』 に続きます。


| あくしょん | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
428 封鎖された渋谷で(全4巻)/北島 行徳
北島 行徳
講談社
¥ 1,260
(2009-09-02)
Amazonランキング: 323961位

チュンソフト,北島 行徳
講談社
¥ 1,365
(2009-12-02)
Amazonランキング: 32011位

ファミ通書籍編集部
エンターブレイン
¥ 2,205
(2009-01-29)
Amazonランキング: 43166位

JUGEMテーマ:読書

★★★★(4/5)

あらすじ

新米刑事、元チーマー、可憐な少女、製薬会社研究所長、そして謎の着ぐるみ…一見無関係の、街にひそむあらゆる人々の運命はLINKし、世界は滅亡から救われる―。
運命の事件発生から3時間。

謎がさらなる疑惑を呼び、予想もしなかった男女をLINKする。
緊迫していく街に突如現れた異国の少女は、救世主となるのだろうか―。

各界から絶賛を受けた伝説のサウンドノベル『428』―脚本・北島行徳自らによる渾身の小説化!爆発事件、致死性ウイルス…誰もが危機的な状況に陥る中、次々と暴かれていく過去が守るべきものを指し示す。
街を超えてLINKする、人々の強き思いの行方は―?

人類の命運を握る悪意に対抗するのは、この街に偶然集結した人々の小さな勇気。
世界を巻き込む陰謀と愛すべき人を守る者たちのデッドヒートは、ついにクライマックスへ。(1〜4 紹介文より)


〜感想〜

すべての始まりの場所は渋谷。
何気なく目を引かれた少女が、杖をついた男にいきなり拳銃をつきつけられ、今まさに殺されるかと思われた時、遠藤亜智はとっさにかけより少女を助け出します。 そして、そのまま少女と一緒に逃げ出すのだけど、大沢ひとみと名乗った少女から聞き出した事情はとんでもないもので……。

”昨日双子の姉が誘拐されて、身代金の引き渡しに自分が指名され、外国人の男の人に身代金の入っているアタッシェケースを奪われたかと思ったら杖をついた男が自分に拳銃を向けてきた” 

ざっとそんな説明だったのだけど、まるでドラマのような内容に戸惑ってしまいます。とにかく、警察に駆け込んだ方がいい、と助言する亜智だったのだけど、ひとみは 「それはできない」 ときっぱり。 理由を聞き出そうとしたそのとき、再び杖をついた男が現れて拳銃をひとみに向けて……

本シリーズはひとみと亜智の二人を軸にしてストーリーが進んでいきます。

ほかの主要な役割を果たすのは猫の着ぐるみをきた少女 ”タマ” 、記者の御法川(みのりかわ)、刑事の加納、劇団”迷天使”のメンバー、他にも謎の外国人ジャックやら、カナンやら……結構、大人数になってます

どちらかというと、特定の人物に感情移入して読むほうなので、最初は登場人物の多さに困ってしまったんですが、話が進むにつれて少しずつそれぞれの繋がりが見えてきて、気づけばすっかり引き込まれてました

本作はもともとはゲームソフトの脚本だったのを、脚本を手がけた北島行徳さんが小説化したということですが、ゲームのほうもやってみたいな、と思わせるハラハラドキドキの作品でした 
最後は、「頑張ろう!」 と前向きに明るい気持ちになる結末でした♪




 

| あくしょん | 19:49 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
別冊図書館戦争2/有川 浩
有川 浩
アスキーメディアワークス
¥ 1,470
(2008-08)
Amazonランキング: 1039位

JUGEMテーマ:読書

★★★★(4/5)

あらすじ

「そんで、結局あの人たちは?」
アニメDVD大好評発売中&テレビ新広島ほかにて放送中! ラブコメベタ甘ストーリーで全国を悶絶させた『別冊 図書館戦争』シリーズに第2弾登場。今巻では気になる”あの”ペアのその後が熱く甘く描かれる! ファン待望の結末も──? もちろん郁や堂上など、図書隊メンバーたちのエピソードも満載! (紹介文より)


〜感想〜

『別冊図書館戦争1』 に続くスピンオフ2作目です♪

前作では堂上と郁のラブラブぶりが、これでもか というくらい描かれていましたが、本作では美人だけど素の自分を他人には見せず、常時演技をしているよう(郁にたいしては別ですが)な柴崎とブラコン&微妙に鈍い(笑)手塚が恋人同士になるまでを、ちょっとした事件を絡めながらベタ甘な話がメインで描かれています

他にも堂上の親友小牧と年下の彼女とのこれまたベタ甘で、ちょっとバイオレンスな要素が入ってる話しや、堂上の上司の過去の切ないエピソードなんかも語られていて、お得な1冊になっていました
小牧は人当たりがよくて柔和な印象だけど、実は結構冷めてるところもあって……。
そんな小牧が彼女のことに関しては冷静でいられずに、豹変する姿が怖くて面白かったです

堂上と郁の結婚生活の様子なんかもちょっと描かれてるんですが、結婚しても相変わらず堂上は郁に甘甘で でも、そんな2人の幸せな姿が嬉しくてほのぼのした気持ちになる作品でした♪


| あくしょん | 11:59 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
別冊図書館戦争1/有川 浩
有川 浩
アスキーメディアワークス
¥ 1,470
(2008-04)
Amazonランキング: 1828位

JUGEMテーマ:読書 

★★★★(4/5)

あらすじ

「当麻亡命」事件の折、ついに堂上篤に告白した笠原郁。その後も図書館では様々な事件が起きるが、郁と堂上にも危機を招く出来事が次々と勃発する。主要登場人物たちのその後を描いた、ベタ甘ラブな番外編。(紹介文より)

〜感想〜

『図書館戦争シリーズ』 全4巻 のスピンオフになります。

告白して ”恋人” としてつきあうようになった 笠原郁と堂上篤の ラブラブぶりが これでもか というくらい(笑)描かれてます

まあとにかく篤の甘甘ぶりには、見てるほうが(読んでるほうが?)恥ずかしくなるくらいなんですが、でもこれほど誠実な態度で愛情をしめされたら、嬉しくてたまらないだろうな〜、と。
……メロメロになりますね(笑) もちろん、そういう相手の気持ちをちゃんと受け止めることのできる、いい女じゃないと幸せは半減してしまうと思いますが

純情一途乙女の郁は、恋愛には不慣れなもののちゃんと篤の優しさとか思いやりを受け止めることができるので、そのへんはよかったんですが、ただうぶすぎて篤がなかなか手をだせなくて苦労することも(笑)
大人な篤は辛抱強く郁のペースにあわせてくれるんですが、それがまた微笑ましいというか羨ましいというか
篤みたいな恋人がいたらいいな〜、なんて妄想しちゃいました(笑)

本編とは違った篤や郁たちの姿を読める楽しい作品でした
次は 『別冊図書館戦争2』 です♪


| あくしょん | 23:06 | comments(2) | trackbacks(1)|- pookmark
図書館革命<図書館戦争シリーズ4>(完)/有川 浩
有川 浩
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 700
(2011-06-23)
Amazonランキング: 34位

JUGEMテーマ:読書

★★★★(4/5)

あらすじ

正化33年12月14日、図書隊を創設した稲嶺が勇退。図書隊は新しい時代に突入する。年始、原子力発電所を襲った国際テロ。それが図書隊史上最大の作戦(ザ・ロンゲスト・デイ)の始まりだった。(紹介文より)

〜感想〜


『図書館危機<図書館戦争シリーズ3>』 に続く4作目、シリーズ最終巻になります
前作で、とうとう ”王子様” としてではなく今の堂上その人が好きだと認めた郁でしたが、だからといってすぐに告白 というわけにはいかず……休日に一緒にお茶を飲みに行くようにもなったりして、なかなかいい感じではあるんですがとりあえずは現状維持、というところに落ち着きました

そんなある日、世間では大規模な原発テロ事件が起こり、事件を誘発するような小説を書いたとしてメディア良化委員会は作家の当麻蔵人を取り締まろうとします。
いち早く、その情報を得た特務部隊の隊長玄田の知人の記者は、当麻を保護して図書館基地に連れてきます。 話を聞いた玄田は図書館基地内で当麻を匿うことにするのだけど、図書館内部に内通者がいて良化委員会にばれてしまいます。
そこから良化委員会と特務部隊との激しい攻防がくり広げられることになります。

玄田隊長が立てた計画はメディアや新聞社等と連携を組んで、「メディア良化法」 がいかに理不尽な法なのかを一般の人々にもわかってもらい、当麻に対する不当さを知らしめて世論を味方につけようというもの。
その間、堂上をはじめとする、小牧、手塚、郁たち特務部隊は当麻とともにあちこちに移動しながら、事態がはっきりするのを待つことにするのだけど、残念ながら最終的には目論みどおりにはいかなくて……。 事態はこう着状態に

そんな時に郁が何気なく口にした台詞が思いがけないヒントになって、再び玄田たちは新しい計画をたてて動き始めることになります。
それは、当麻を外国へ亡命させるという、思い切った計画だったのだけど、またもや情報が良化委員会に洩れてしまい、郁たちは当麻を護衛しながら大使館に向かう途中で銃撃戦をくり広げる羽目に

二手に分かれて当麻を大使館になんとか送り届けようとする郁と堂上だったのだけど、堂上が銃弾をうけて負傷 してしまい郁一人で当麻を送り届けなければならなくなります。
堂上を一人残していくことに不安を隠せない郁だったのだけど、私情を抑えてその場をあとにします。

……その前にしっかり堂上に告白をして(笑)

負傷して身動きのとれない堂上に強引にキスをして 「戻ってきたら、王子様だからじゃなく今の堂上教官が好きって告白しますから」  
……って、もう告白してるよ〜、とこっそりツッコミ入れちゃいましたが(笑)
そうして、郁は単身当麻を連れて目的地まで向かうのだけど……。

もう、最後のほうでは立派に成長した郁の姿に感無量でした(……ちょっと大げさ?
堂上と郁の恋の行方も落ち着くところに落ち着いて、大団円の結末となりました。 メディア良化委員会との戦いはまだ続くけれど、全編とおして素直に楽しめるよい作品でした

とりあえず本編はこれで終りですが、あと2冊スピンオフとして  『別冊図書館戦争1』  『別冊図書館戦争2』 があります。

こちらは本編では語られていなかった、告白後の郁と堂上のラブラブぶりと、手塚と柴崎が恋人同士になるまでの同じく甘甘なストーリーが書かれています。
読んでるこっちのほうが照れくさくなる甘さですが、でも郁たちが幸せそうな様子に釣られて幸せになれる内容です

ということで、次は 『別冊 図書館戦争1』 に続きます





 
| あくしょん | 19:43 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
図書館危機<図書館戦争シリーズ3>/有川 浩
有川 浩
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 700
(2011-05-25)
Amazonランキング: 350位

JUGEMテーマ:読書

★★★★(4/5)

あらすじ

思いもよらぬ形で憧れの“王子様”の正体を知ってしまった郁は完全にぎこちない態度。
そんな中、ある人気俳優のインタビューが、図書隊そして世間を巻き込む大問題に発展。
加えて、地方の美術展で最優秀作品となった“自由”をテーマにした絵画が検閲・没収の危機に。
郁の所属する特殊部隊も警護作戦に参加することになったが!?表現の自由をめぐる攻防がますますヒートアップ、ついでも恋も…!?(紹介文より)

〜感想〜

『図書館内乱<図書館戦争シリーズ2>』 に続く3作目です
前作でとうとう自分の ”憧れの王子様”が堂上だと知った郁は、驚くやら恥ずかしいやらですっかりパニック状態

でも、その後少し冷静になると”王子様”の話をしていた郁に対して嫌そうな態度をとっていた堂上の姿を思い出して、「堂上教官はあたしのことが嫌いなんだ」 という結論にたどり着いて落ち込んでしまいます 最初こそ堂上に反発していた郁でしたが、今では逆に好意を抱くようになっていただけに、その結論には泣き出すほどのショックを受けます。

そうして、落ち込んだ気持ちのまま堂上と顔をあわせることになるのだけど、泣きはらした郁の顔を見て驚く仲間たちをよそに手塚(兄)から預かっていたお金を堂上に返そうとします。 その時に手塚(兄)の手紙も見られてしまい、郁が泣いた原因がその手紙にあると察しをつけた堂上が奪おうとするのだけど、堂上だけにはみられたくない郁はつい、堂上に大外刈りをかけてしまい……

……笑っちゃだめなんだけど、つい吹き出しちゃいました
郁自身は大まじめなのに彼女のやることなすこと、どこかユーモラスで笑ってしまうことが度々です。
そんなところが可愛いとも言えますが 
とりあえず、じたばたしながらも堂上には自分が気づいたことは内緒のままにして、改めて ”堂上 篤” というその人自身をみてみようと決心します。
そうして、飛び出た言葉が……

「あたし、王子様からは卒業します」 

……どんなリアクションをすればいいのやら(笑 
側で聞いていた小牧は爆笑してましたが、面と向かって郁にそんな台詞を言われた堂上はなにがなにやら

戸惑っている堂上に、郁は改めて自分の今の気持ちを伝えます。
「六年前のままの人が好きなわけではなくて、今もどこかで頑張っているその人を好きになりたい。六年前の王子様だったから、じゃなくて ― 」 と。 
堂上の気持ちもこれで、やっと報われる方向へ話が進んできた感じです

と、前半はそんなふうでほのぼのした話だったんですが、後半はまた良化委員会との抗争が発生してます
美術館に展示される「自由」という作品がメディア良化法にふれるということで、委員会が展示を阻止しようとします。

堂上たちの特務部隊は、応援として美術館の護衛につくことになるのだけど、その展示会の場所は郁の実家があるところで……。
いつになく激しい委員会との抗争に、死傷者まででてしまいます

あくまでも、自由を守ろうとする図書館隊員たちの命をかけた攻防に圧倒されました。
特に、堂上たちが所属する特務部隊の隊長の玄田のとった行動には強烈な印象を受けて、ただの怖くて悪ノリが好きなだけのおじさんじゃないんだな、と感動させられました

さて、郁はと言えば……初めての本格的な抗争を怪我することなく無事に乗り切ることができました。そんな危機的な状況の中で堂上と行動を共にすることで彼に対する想いを深めていきます。そしてやっと認めることができます。
「堂上教官が好きだ」 と。

周りの人たちはとっくに知ってたんですけどね(笑) 本人が気づくのが一番最後ってどうなんでしょ? 鈍いにもほどがありますね  
と、いうことで(?)次の最終巻 『図書館革命<図書館戦争シリーズ4>』 に続きます



 

| あくしょん | 17:22 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
図書館内乱<図書館戦争シリーズ2>/有川 浩
有川 浩
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 700
(2011-04-23)
Amazonランキング: 584位

JUGEMテーマ:読書

★★★★(4/5)

あらすじ

図書隊の中でも最も危険な任務を負う防衛隊員として、日々訓練に励む郁は、中澤毬江という耳の不自由な女の子と出会う。
毬江は小さいころから面倒を見てもらっていた図書隊の教官・小牧に、密かな想いを寄せていた。
そんな時、検閲機関である良化隊が、郁が勤務する図書館を襲撃、いわれのない罪で小牧を連行していく―かくして郁と図書隊の小牧奪還作戦が発動した!?(紹介文より)

〜感想〜

『図書館戦争』 に続く <図書館シリーズ> 2作目です 
厳しい訓練を終え、晴れて図書館防衛員の花形特務部隊 に配属された笠原郁は、今日も上司の堂上に叱られながら(笑)毎日元気いっぱいに職務に励んでいるのだけど、そんな充実した日々にとんでもない出来事が起こります。

それは郁の両親が職場を見学にくること(笑) 実は郁は意外なことに ”箱入り娘” で、危険な職種の防衛員になることは両親には内緒にしています。
もし、ばれたら即強制的に実家に連れ戻されることもあり得ることから、なんとか職場の人たちにも協力してもらって、ばれないようにしようとするのだけど……。

両親にばれないように、必死になる郁が可笑しかったです
実は郁には結構過保護な堂上も、しっかりフォローしてくれるのだけど、今では図書館隊員としても、上司としても堂上のことを尊敬するようになっている郁は、そんな彼の態度にちょっとドキドキしたりすることも
だんだんラブコメ度がUPしてきてる感じが、楽しいというか……読んでいてわくわくします

堂上の上司の玄田や、親友で右腕的存在の小牧、郁と同期で寮では同じ部屋の柴崎、最初は郁に何かと絡んできたけれど今では、友人に落ち着いた手塚等々、彼らのそれぞれの個人的背景なんかも少しずつわかってきて、話にますます深みがでてきたように思います。

特に今回は小牧がずっと昔から大切にしていた少女、中澤毬江が良化委員会との争いに巻き込まれたことで、いつも柔和な表情を崩さず優しげな人格者というイメージの小牧が別の面を見せてくれてます。 毬江を守るために、良化査問会の拷問に近いやり口にも耐え続けた姿に、毬江への想いがひしひしと伝わってきました。

いつもの飄々とした雰囲気とは裏腹に、実は激しい情熱を内に秘めていたのね(笑)、とちょっと照れくさくなりましたが、でもそんな小牧の真摯で一途な姿は感動的でした

そもそも小牧が査問会に拘束されることになったのは、聴覚障害のある毬江に、難聴のヒロインの恋愛を書いた小説を小牧が勧めたことだったのだけど、それがひどい、と勝手に騒いだのは周囲の人間たち。
たとえ善意からでた行動だったにしても、毬江にしてみればとんだ見当違い。

毬江は小牧が自分のことをどれほど大切に想ってくれているかを十分承知しています。 さらに、小牧が勧めてくれた 『レインツリーの国』 (作品中の架空の本でしたが、嬉しいことに有川浩さん著で実際に作品化されています)作品でしたが、の内容は自分と小牧に当てはまるような幸せな恋愛小説で……。 小牧を助けるために毅然とした態度で査問委員会に対峙した毬江の姿が素敵でした

そんなわけで、酷い目にはあいましたが小牧は毬江という大切な少女を守りきることができて、晴れて恋人同士になれてめでたしめでたし  ……なんだけど、事件はそれだけでは終わりませんでした。

今度は郁が図書館内部の 「原則派」 と 「行政派」 の2派の主導権争いに巻き込まれてしまいます。 この二つの派は基本的には図書館の使命について同じ考え方ではあるものの、その使命の執行の仕方については異なった考え方をしているようです。
郁や堂上たちは原則派よりなのだけど、濡れ衣を着せられて行政派の査問会に郁は一人で立ち向かわなければならなくなります。

もちろん、その前に堂上ほか仲間たちが下準備をしてくれて、最終的にはうまく乗り切ることができるのだけど、後ですべては手塚の兄が裏で糸を引いていたことがわかります。 手塚(兄)は、”図書館の中央集権主義” 者なのだけど、この図書館中央集権主義というのは、”地方行政に立脚することで国との対立を実現している現行の図書隊制度を真っ向から否定する思想” のこと。
そんな兄の考え方に賛同できなかった手塚(弟)は、彼と袂をわかつことに。

でも、優秀な弟の協力をあきらめきれない兄は、彼を自分の元に取り込もうと企み、たてた計画が先に弟の周囲の人間を勧誘することでした。
郁はそんな手塚(兄)の企みにまんまと乗せられてしまった形になります。
ところが堂上たちの協力のおかげで無事に査問会を乗り切ったことから、兄は直接郁の前に姿を現して言葉巧みに誘いかけるのだけど、彼が考えているほど郁もばかではありません。
流されることなく、彼の誘いを断ります。

……成長してるんだな〜、としみじみ感心しました(笑)

ところが、予想外の郁の返答にすっかり当てが外れた手塚兄は、その後、とんでもない嫌がらせをしてきます。 
その嫌がらせというのは……手紙で郁の ”憧れの王子様” の正体を明かすこと
”王子様” が堂上だと知ってしまった郁は衝撃を受けるのだけど、次から次へと自分が彼の前で言った恥ずかしいアレコレが蘇ってきて……

さーどーする郁
というところで、次の 『図書館危機<図書館戦争シリーズ3>』 に続きます(笑)


| あくしょん | 22:17 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark


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