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くるすの残光−天草忍法伝/仁木 英之
仁木英之
祥伝社
¥ 1,575
(2011-02-11)
Amazonランキング: 502736位

JUGEMテーマ:読書

★★★☆(3.5/5)

あらすじ

寛永十九(一六四二)年の春、天下泰平のお江戸は活気あふれる下町の貧乏長屋に、ひとりの少年が現われた。
寅太郎という名の少年は植木職人の仕事を手伝いひっそりと暮らしはじめるが、彼は大きな使命を抱えた島原の乱の生き残りだった。
それは、主・天草四郎の復活と理想の国造りを成し遂げること。
そのためには、徳川幕府を裏で操る怪僧・天海が持ち去った七つの“聖遺物”を奪い返さなければならない。
だが、幕府は闇の精鋭“閻羅衆”を率いて、大がかりな切支丹狩りを進めていた―。
異能の忍びたちの秘術を尽くした死闘の行方は?(紹介文より)

〜感想〜

天草四郎 といえば “島原の乱”
……くらいしか思い浮かびません(笑)が、でもそんな乏しい知識しかなくても十分楽しめる内容になってました。

天草四郎の復活に備えて、“種” を受け継いだ1人の少年を巡って、切支丹の生き残りと彼らを排除しようとする幕府との間で繰り広げられる攻防が描かれているのだけど、その戦い方が幻想的で面白かったです

戦いだけでなくて、正体を隠して暮らす少年と、その少年を養子として引き取った植木職人の庄吉と女房のたまとの、ぎこちないながらも少しずつ親子らしくなっていって、心を通わせるも感動的でした。
ストーリーとしては、一段落ついてはいるんですが、私の勝手な印象では続編があってもいいかな、という感じです。
ひょっとしたら、そのうち続編が出ることもあるかもしれません


| 伝奇 | 22:42 | comments(2) | trackbacks(1)|- pookmark
永遠なる神の都(上下)−神聖都市ローマ<龍の黙示録8・9>(完)/篠田 真由美
JUGEMテーマ:読書

★★★☆(3.5/5)

あらすじ

狙撃事件以降、教皇の行方は杳として知れない。
ローマ市内には死者がよみがえるという不気味な噂が広まっていた。
龍緋比古はヴァティカンの刺客の生き残り、スール・エウフェミアが持ち込んだ聖槍ロンギヌスの在り処を追っていた。
そんななか修道士セバスティアーノは捕らわれていた教皇の救出に成功。
だがその未明、ヴァティカンは教皇の逝去を報じた。
ヴァティカンは完全に『敵』の支配下に落ちてしまったのか。
刻々と迫る龍と邪神の最終決戦。
はたして邪神の正体とは?(紹介文より)

〜感想〜

『魔道師と邪神の街−魔都トリノ<龍の黙示録7>』 に続く、8、9作目(完結)です♪ 

前作で明らかにされた ”真の敵” の存在を追って、龍はヴァチカンへと向かいます。 その龍を追う透子たちもまたヴァチカンへたどり着くのだけど、それぞれの目的は微妙に違っています。 セバスティアーノの目的は狙撃事件の後、行方がわからない教皇を探すことと、同じく姿を消したヴァンパイアのタジオの行方をつきとめること。

透子は龍を追ってはきたけれど彼の気持ちがつかめず、透子自身の気持ちも混乱したまま。 龍は相変わらず姿を消したままで透子たちを避けていることから、自然とセバスティアーノと気持ちを通わせることが多くなっていきます。

実際、セバスティアーノは見かけは冴えない(笑)のだけど、人並みはずれたお人よしで、そのくせ信仰に対しては揺るぎない信念を持ち続けていて、ここぞ、というときには超能力を発揮して大活躍してくれる意外性にとんだ人物。

もし、龍がいなければ絶対好きになってたわ〜、なんて思ったり(笑) ましてや、今の龍は透子を遠ざけよう、遠ざけようとしてつれない態度をとり、一度はプロポーズまでしたくせにその煮え切らない態度はなんなの? と、かなりじれったいです。
どうも、恋愛に関しては奥手なようで……

でも、面白くないのはライル。
ライルにとっては龍がすべて、なのでセバスティアーノが透子と仲良くしているのは気に入りません。 セバスティアーノのことは好きではあるけれど、彼がいることで事態がここまでややこしくなったんだ、とキレてしまいます
そうして、「セバスティアーノを殺そう」 と透子にばれないようにおびき出して襲い掛かるのだけど……。

こんなふうに仲間割れしてる場合じゃないんですけどね
幸いにも、それどころじゃない事態が起こって未遂になって、とりあえずセバスティアーノは助かるのだけど、その後ライルは龍にお仕置きをされる羽目に

そうこうするうちにも”敵” は龍の弱点である透子にまたもや魔の手を伸ばしてきます。 セバスティアーノが必死になって透子を守るのだけど、ちょっとした隙に透子が敵の手に落ちてしまい……。

前作から、どこか気持ちがバラバラに感じられた龍たち一行でしたが、今回の戦いを経ることでそれぞれの迷いに決着をつけることになります。

”真の敵” の正体は、なんとなく ”彼” かな、と想像はついていたので驚くこともなく、すんなり納得できました。 戦いの行方も気になりはしたものの、それ以上に龍、透子、セバスティアーノの三角関係の行方のほうが気になってしまって(笑)

それというのも、透子がセバスティアーノにとんでもない約束をしちゃったからなんですが……戦いに決着がついたら、セバスティアーノと寝る なんて宣言をするものだから、ビックリしてしまいました  もちろん、セバスティアーノのことを透子が好きなのは知っていたけれど、そういう意味じゃないこともわかってたので、なんで? と思わずにいられなくて。

龍と、だったら納得もいったのだけど……。
ちょっと、透子の気持ちがよくわかりませんでした
そんなわけで、最後のほうでは透子とセバスティアーノがどうなるのか気になってドキドキしっぱなし(笑)

で、最後はどういうことになったかというと……。
結局、三角関係に決着はつかないまま
まあ、龍も今ひとつ覚悟が決まらないようだし、しばらくはこのままの関係が続くのもいいのかもしれません
一応は大団円といったところですが、それにしても透子って実はけっこう小悪魔の素質があるのかも? なんて思う結末でした(笑) 


 
| 伝奇 | 19:32 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
魔道師と邪神の街−魔都トリノ<龍の黙示録7>/篠田 真由美
JUGEMテーマ:読書

★★★☆(3.5/5)

あらすじ

ヴェネツィアで遂に開始された、不死の吸血鬼・龍緋比古とヴァティカンの全面戦争。
拉致されたセバスティアーノを追い、柚ノ木透子たちは魔都トリノへ向かう。
手がかりを求めて秘密結社「黄金のホルス」主催のパーティに潜入するが、そこには教会を陰で操る謎の考古学者と古代エジプトの邪神が待ち受けていた…。
矢先、市内で次々に切断された手足が発見され、街は不可視の赤い網に覆われた。
邪神が仕掛けた結界か?聖槍ロンギヌスで深手を負った龍に、最大の試練が。(紹介文より)


〜感想〜


『水冥き愁いの街−死都ヴェネチツィア<龍の黙示録6>』 に続く7作目です。 
前作で、ヴァチカンから差し向けられた超能力を持つ”ベタニアの姉妹” と死闘をくり広げ、深手を負いながらも撃退した龍緋比古だったのだけど、セバスティアーノと龍に忠誠を誓った年若い(龍からみるとですが )ヴァンパイアのタジオが拉致されてしまいます。

透子たちは、セバスティアーノの行方を追ってトリノへ向かうのだけど、そこには龍よりも古くから存在する ”真の敵” が罠をはって待ち受けていて……。

そのことを察していた龍はまたもや透子を遠ざけようとするのだけど、透子がおとなしく言うことを聞くはずがありません。 龍にしてみれば透子をなんとか危険から遠ざけたい、というのが本音。 とはいっても、結局透子は自分の意思を通してしまいます。

ただ、龍自身に態度にどこか違和感を感じた透子は、龍の気持ちがわからなくなってしまいます。 どうやら、何かをしようとしているらしいことはわかるのだけど、透子やライルからも距離を置いて一人で行動する龍に近づくことができず、透子たちはもどかしい思いをすることに。

とりあえず、透子たちはセバスティアーノを助けるために行動するのだけど、龍をトリノにおびき寄せた ”真の敵” が龍の弱点である透子に罠をしかけてきて……。

どうも、今回は龍の行動がよめなくてじれったい思いをしました。 一体、何を考えてるのか……どうしたいのか?  透子のことは諦めるつもりなのかな、と思ったら、相変わらずセバスティアーノにはかなり冷たい態度で(笑) 
完全にライバル視してて、嫉妬もしてるようなのに……素直じゃないというか
自分が人間じゃない、ということを自覚してるだけに悩むのは仕方ないにしても、どうももどかしくて仕方なかったです。

お互いの気持ちがうまくかみ合わず、ちょっとバラバラな感じで敵との対決場面ではハラハラさせられました。  それでもなんとか最後は敵をやっつけて、ホッとしたのも束の間。 倒した敵もまた操られていたことがわかります。
そうして、最終決戦は神聖都市のローマに舞台を移します。

次は 『永遠なる神の都−神聖都市ローマ(上下)<龍之黙示録8・9>』 (完) です。


| 伝奇 | 21:49 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
水冥き愁いの街−死都ヴェネツィア<龍の黙示録6>/篠田 真由美
JUGEMテーマ:読書

★★★★(4/5)

あらすじ

カトリックの総本山ヴァティカンが“緋色の龍”と畏怖する吸血鬼・龍緋比古。
聖なるキリストの血を吸った龍の抹殺に枢機卿が遂に動き出した。
教会を裏切った修道士セバスティアーノを拘束、弱点を自白させるためヴェネツィアに移送する。
一方、龍と柚ノ木透子はセバスティアーノ救出のためイタリアに渡った。
だがそこには、師を龍に殺され復讐の牙を研ぐ美しき吸血鬼タジオが待っていた…。
やがて教会の刺客たちが水の都に集結。
キリストを貫いた伝説の聖槍ロンギヌスが龍に迫る。(紹介文より)


〜感想〜


 『紅薔薇伝綺<龍の黙示録5>』 に続く6作目です。

前作で教会へ戻ることを決意したセバスティアーノでしたが、もちろん龍たちのことを裏切るつもりはなく、自ら進んで彼らの記憶を封じてもらいます。 そうして、透子には別れを告げずに龍の家を去るのだけど、そのことを後で龍に知らされた透子は激怒
透子にとってセバスティアーノは弟のような存在で、頼りなく見える彼のことが心配でたまりません。

自分にはなにも教えなかったことで、龍にも腹を立てる透子だったのだけど、ライラからセバスティアーノは透子のことが好きなんだと、教えられて……全然、そんなこととは気づいていなかっただけにかなり戸惑ってしまいます。 

一方、龍のほうも透子がセバスティアーノを心配するのが面白くないようで 三角関係も山場を迎えた( 笑)感じです。 そして、セバスティアーノはどうなったか、というと……。

すぐに身柄を拘束されて即ヴァチカンへと連れて行かれるのだけど、早速、龍の情報を手に入れようとする人々に尋問にかけられてしまいます。
ところが、セバスティアーノの記憶は封じられていて、思うように情報を得ることできません。 しまいには自白剤まで打たれてしまうのだけど……

その頃、日本ではセバスティアーノの血をこっそり飲んで自分の血も少量彼に与えたライラは、セバスティアーノが危険な状況にいることを察知します。
セバスティアーノはライラがそんなことをしたのは知らないのだけど、とにかくライラはセバスティアーノのことを透子に教えます。

彼の身が心配になった透子は、すぐに助けにいこうとするのだけど……ここでもやっぱり龍がいい顔をしません 龍にしてみれば、放っておけばいい、という感じらしいんですが、結局は透子に負けて自分も同行することに。
……惚れた弱みですね(笑)

そうして、透子、ライラ、龍の3人はセバスティアーノを助けるためにヴェネチアまで行くことになるのだけど、そこで待っていたのは龍への復讐を誓った少年のヴァンパイア ヴァチカンからも、セバスティアーノと同じように超能力を持つ”魔女”と呼ばれる追っ手が迫ってきて……。

あっちでもこっちでも敵の相手をしなければならない龍だったのだけど、困ったことにセバスティアーノ本人が事態をますますややこしくしてしまいます。龍を殺そうとする少年ヴァンパイアに同情して助けたり……。 
龍にしてみれば、セバスティアーノをどうしても助けたいわけではないので、透子を危険にさらし続けるよりは、と、 「もう放っておいて帰りましょう」 なんて、つい本音(笑)を口にして透子を怒らせてしまいます

もちろん、透子が言うことをきくはずがありません。
とにかくセバスティアーノを助けようと突っ走るのだけど、透子自身セバスティアーノと過ごしたことで、以前よりも人間味がでてきたというか……最初の頃ほど超然とした雰囲気ではなくなっています。

そのことも龍は気に入らないのだけど、それでも今回龍はとうとう自分の気持ちを認めて、透子に想いを告げることに。
しかも、ゴンドラに乗りながら、手の甲へのキスつき
……実は意外と女ったらし
面食らう透子だったのだけど、やはり嬉しくて……。

「自分たちと同じ存在になって一緒の時間を生きてもらえるだろうか?」 

というような龍の問いに、その場ですぐは答えられず、とりあえず時間がほしい、と言う透子だったのだけど、龍にとってはすぐに断られなかっただけでも十分だったようです。
なかなかよい雰囲気になる龍と透子だったのだけど……セバスティアーノと龍を狙うヴァチカンからの追っ手と少年ヴァンパイアとの戦いがせっかくのよい雰囲気に水を差すことになります

すったもんだの末、龍を狙っていた少年ヴァンパイアは龍に協力することになるのだけど、最後のほうで新たな敵が現れて、少年ヴァンパイアはセバスティアーノと一緒に再度捕まってしまいまい……

次の 『魔道師と邪神の街−魔都トリノ <龍の黙示録7>』 に続きます。
果たしてどんな戦いが繰り広げられることになるのか……今度の敵は手強そうなので、ちょっと心配です


| 伝奇 | 20:42 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
紅薔薇伝綺<龍の黙示録5>/篠田 真由美
JUGEMテーマ:読書

★★★★(4/5)


あらすじ

〜感想〜

『聖なる血<龍の黙示録4>』 に続く5作目です。

前作でヴァチカンの正しさに疑問を抱き、自らの信仰心にも疑いを持つようになった修道士のセバスティアーノは、とりあえず龍緋比古の家に滞在することになりました。 そんなある日、不思議な夢を見ます。一人の少女の前にどこからともなく赤い一輪の薔薇が現れ、その少女は薔薇を手に燃えさかる火の中へ一瞬の躊躇もなく飛び込んで……

そこでセバスティアーノは目覚めます。
再び眠りにつくこともできずセバスティアーノは散歩しようと思い立つのだけど、そんな彼を龍が見つけて呼び止めます。

そうしてセバスティアーノに話し始めるのだけど、彼の信仰に対する迷いを見抜き、将来的には還俗するつもりではといったことまで言い当てます。
そうして還俗をするならば、将来的には透子と結婚もできるとほのめかし……。

そんな龍の言葉を聞いて激怒するセバスティアーノ。
……無理もないですね。 透子が龍を好きなことは一目瞭然で龍も透子が好きなのはバレバレなんですから  そうしてセバスティアーノは、龍に 「自分の気持ちから逃げようとしている臆病なティーンエイジャーのようだ」 みたいなことを言って、自分にはそんな気はないと伝えます。

すると、今度は龍がキレてしまって(笑) セバスティアーノの台詞が気に入らなかったこともあるんだろうけど、セバスティアーノの存在が透子の危険を招くことになる、という危惧も重なって彼を殺そうとします  龍が本気だということを悟ったセバスティーノだったのだけど、どうすることもできず……その時ふと、少女の夢を思い浮かべます。 と、その映像を龍もまた読みとって、「なぜ、ロザムンドの夢を?」 と呟きます。 どうやら、セバスティアーノが見た夢は龍の記憶だったらしく、その記憶を見たことでセバスティアーノを殺す気がなくなったようなのだけど、龍はさらに不思議なことを言い出します。

自分は彼女の生まれ変わりと出会ったと。

果たしてそんなことが本当にあり得るのか
不思議に思うセバスティアーノに龍は自分と一緒にその時代へ行くかどうかを尋ねます。 これまたとんでもないことですけど、『龍の黙示録』 で時間を巻き戻す なんて荒技をやった龍ですから、過去へ戻ることも大したことではないのかもしれません 半信半疑ながらも、確かめてみたい と想ったセバスティアーノは、龍の申し出を受けることに。 結構いい度胸かも(笑)

気がつけばセバスティアーノは過去に存在した実在の人物の心(頭?)の中にいて……。
龍はその人物の従者の中で、そばにいてセバスティアーノが危険な目にあうことのないように気をつけてくれることになるのだけど、あいにくと事態は龍の思惑を越えてとんでもない方向へと進むことになります。

ほとんど死にかけるほどの災難に巻き込まれたセバスティアーノが、彼なりに事態をよくしようとがんばる姿は結構かっこよかったです

今回は、セバスティアーノがなにを考えてどんなふうに感じるのか、が描かれていたように思います。 暗くて、どうもぱっとしない人物ではありますが、実際はなかなか味のある性格をしていて、龍に心の中でこっそり文句をいうところなんかは、思わず笑ってしまいました

龍も、実はセバスティアーノにひそかに嫉妬していたらしく、今回はちょっと微妙〜に意地悪をしてたりします セバスティアーノには災難でしたが、龍の意外と子供っぽい姿がほほえましかったです

なにはともあれ、かなり苦労しながらも過去から戻ることができたセバスティアーノは、今回の経験で彼なりに思うところがあって、とにかく一度教会へ戻ることを決心します。 はたして教会へ戻ったセバスティアーノを待ち受けている運命は

次の 『水冥き愁いの街−死都ヴェネツィア<龍の黙示録6>』 に続きます。


 

| 伝奇 | 19:25 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
聖なる血<龍の黙示録4>/篠田 真由美
篠田 真由美
祥伝社
¥ 1,000
(2004-07)
Amazonランキング: 745277位

JUGEMテーマ:読書

★★★★(4/5)

あらすじ

〈キリストの聖なる血を持つと称す吸血鬼を抹殺せよ〉
カトリックの総本山ヴァティカンから日本へ放たれた黒衣の使者。彼はローマ教皇の密命を受け、刺客(しかく)に与える報酬として『究極の聖遺物』を携(たずさ)えていた…。宿敵ローマン・カトリック、そして甦(よみがえ)った古代エジプトの邪神が、二千年の時を彷徨(さまよ)う龍緋比古(りゅうあきひこ)に迫る!(紹介文より)


〜感想〜

 『唯一の神の御名<龍の黙示録3>』 に続く4作目です。

今回は、ヴァチカンから龍緋比古の存在を抹殺しようと、二人の修道士が送り出されてきます とはいっても、彼らが直接手を下すわけではなくて、龍緋比古の血をねらっている魔物をけしかけよう、というなんとも他力本願(笑)なやり方なんですが、そのうちの一人セバスティアーノは、日本人で超能力の持ち主。

孤児でもある彼は、ある神父と出会ったことで信仰の道に進んだのだけど、龍緋比古を排除しようとする教会の計画に関わったことで、信仰に疑問を感じるようになります。 その原因になったのは……柚ノ木透子の存在。人外で不死の存在の龍を少しのためらいもなく、守ろうとする彼女の姿に龍緋比古という存在に興味を持つようになります。

セバスティアーノ自身も超能力を持ち、少年の頃に、その力を使って人を傷つけようとした過去があります。 寸前で思い直して、傷つけるまでには至らなかったのだけど、そうしようとした自分を嫌悪するようになります。 そんなセバスティアーノを諭して赦してくれた神父のおかげで、罪悪感をなくすことはなかったものの、前向きに生きていくように。

そういう複雑な人物なので、龍緋比古という存在には並々ならぬ興味を抱いています。そうして、透子からどういう人物なのか? なぜ彼をかばうのか? といったことを聞いて龍のことを理解しようとするのだけど……。 協力者だったはずの魔物が、好き勝手な行動に出始めて、成り行きで龍緋比古と一緒に戦うことに(笑) そうして龍やライル、透子と行動を共にするうちに、彼女の強さと優しさに惹かれるようになります。

一方、透子の方は龍に対する気持ちは家族愛のようなもの、と思っていたのだけど、無敵のはずの龍が敵の攻撃をうけて苦しむことになった時に、自分の本当の気持ちに嫌でも気づかされてしまうことに  そして、龍もまた透子のことを想っているのだけど、その気持ちを透子には伝えず、逆に自分から彼女を引き離そうとします。

でも、そんな龍にやすやすと従う透子ではありません。
居座ってやる と堂々と宣言する透子がかっこよかったです(笑)
といっても、龍の気持ちには気づかないままなんですけどね
恋愛に関しては鈍感なので……いつ龍の気持ちに気づくのか ちょっと楽しみだったりします(笑)

なにはともあれ、ヴァチカンの龍緋比古抹殺の計画は動き出しました。
セバスティアーノは、龍緋比古本人と出会い透子と知り合うことで、そんな計画を放棄しましたが、このままですむわけはありません。

とりあえず、セバスティアーノは龍緋比古の家にしばらくの間滞在することになるのだけど、龍緋比古、セバスティアーノ、透子の三角関係の行方がどうなるのか……ヴァチカンの次の攻撃よりもそちらのほうが気になったりしてます(笑)

次の 『紅薔薇伝綺<龍の黙示録5>』 に続きます。


| 伝奇 | 22:53 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
唯一の神の御名<龍の黙示録3>/篠田 真由美
JUGEMテーマ:読書

★★★★(4/5)

あらすじ

キリストの血をかすめ取った悪霊を追い、極東・倭の国に流れ着いた、不死の吸血鬼・龍緋比古。
推古帝の治世のもと、龍は摂政である聖徳太子こと廐戸皇子と出会い、主の面影を持つ皇子に付き従うようになった。
が、折しも帝の後継を巡り朝廷内の政争が激化。
皇子の息子・山背大兄は悪霊跋扈する異教・けん教に取り憑かれ、皇子もその渦中で病に倒れた。
朝廷に忍び寄るけん教の邪神・暗螺万愉の影…。
果たして倭の運命は?(紹介文より)

〜感想〜

『東日流妖異変<龍の黙示録2>』 に続く3作目です。

本作は、イエス・キリスト亡きあとに龍がどんなふうに生きてきたか、という過去が彼自身の口から語られています。

そもそも、龍の本来の姿は”魔物”。
その魔物が、慈悲と愛とともに自らの血を幼かったイエスから与えられたことで、強大な力を持つ不死の存在となったわけなのだけど、そんな経緯から龍にとってイエスは唯一無二の絶対的な存在。 

実際、龍の力を使えばイエスを助けることは十分出来たのだけど、イエス自身が望まなかったことからどんなに辛くても彼の意志を尊重して彼が最期を迎えるときまで見届けました。
そうして、独りになった龍は深い絶望を抱えながらも行き続けることになります。

そんな龍の前にアダムの妻だったリリト、と名乗る女が姿を現します。
龍を”ラハブ”と呼び、彼の関心をかおうとしつこくしつこく(笑)つきまとってくるのだけど、いったい何が目的なのか? 
どうやら、龍の特別な血を狙っているようで……。

龍は何度もリリトを追い払うのだけど、彼女もまたただ者ではなく、他人の体に乗り移っていき続けているという、とんでもない存在で、とうとう龍も根負け(笑)してしまうことに
……意外と押しに弱いのかも?(笑)

そうしてリリトは龍にイエスを処刑するよう命じたのはローマ皇帝ティベリウスだと告げて、復讐したくはないのか、とそそのかします。
イエスが望まないとわかっていても、やはりどうしても復讐したいという気持ちを抑えきれず、龍はティベリウスを亡き者にするためにローマへと向かうのだけど……。

と、イエスを失ってからの龍がどんなふうに感じて、どんなふうに生きてきたか。 彼自身がどう変わったのか、といったことが良くわかる作品でした。
面白かったのは、自分のことを ”私” と言う今の穏やかな龍とは違って、過去の龍は ”俺” と自分のことを言い、行動にしても話し方にしてもかなり”ワイルド” だったこと。
それは透子も感じたようで、やはり同じように言っていたのが面白かったです

今回で、龍がどういう存在でどんなことができるのか、といったことが透子にも少しずつわかってきました。 もし透子が望めば、龍と同じように不死の存在となることも可能で……。
透子自身はよくわかっていませんが、龍にとって彼女はすでに特別な存在になっていて、彼の使い魔のライルはちょっと嫉妬しながらもそれ以上に透子のことも気に入っているので、彼女が龍と共に生きてくれたら……と願うようになっています。
ライルは基本的に一番大事なのは龍なので、そのうちとんでもないおせっかいをするような気も……  いずれにしても、これから先の展開がますます楽しみです♪

次は 『聖なる血<龍の黙示録4>』 です。



| 伝奇 | 22:09 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
東日流妖異変<龍の黙示録2>/篠田 真由美
JUGEMテーマ:読書

★★★☆(3.5/5)

あらすじ

美貌の著述家・龍緋比古(りゅうあきひこ)のもとに一通の手紙が届いた。送り主は青森の寒村に住む女子高生。そこには、百年に一度行われるという「御還り祭」なる妖しき儀式と、不安が綴られていた。ある疑念を抱いた龍は一路東北へ向かった。一方、龍の不可解な行動に胸騒ぎを覚えた秘書の柚ノ木透子(ゆのきとうこ)とメイドのライラも後を追った。だが、龍たちを待ち受けていたのは、人外の妖物と、吸血鬼「御還り様」を中心とする村の異端者抹殺の歴史だった…!(紹介文より)
 

〜感想〜


『龍の黙示録』 に続く2作目です。
前作で、透子の記憶を消して時間を戻す()という荒技を披露してくれた龍緋比古でしたが、そんな龍の力も透子にはきかなかったようで……しっかり龍緋比古のことを思い出して、以前と同じアシスタントとして龍の家に住み込むことに(笑)

さすが透子です
メイドのライラは龍の血を与えられた唯一の魔物で、最初は透子のことを敵視していたものの、今ではすっかり彼女のことが気に入っています。 龍が透子に惹かれていることも、薄々感じていてちょっとだけ嫉妬を覚えながらも、そんな龍の態度をじれったいとも思っていて……。 透子にとっては小姑(笑)になるのかな、と思いますが、幸いにも気に入ってくれたので頼りになる味方になりそうな感じです。

そうして肝心の張本人の透子はというと……。 
あいにく、恋に関してはとんでもなく鈍感のようで、龍が自分に好意を持ってくれていることにも気づいていません  ……まあ、透子らしいといえば言えますね。微笑ましいことは確かです(笑)

そんなある日、龍が突然姿を消します。
「一週間ほど留守にします」 といった簡単な置き手紙を残して。
それを見てライラは大騒ぎ。
どうやら、龍の態度がおかしいことに気づいていて、何かが彼の身に起きたと思っていたらしく、龍の後を追おう、と透子に言い出して……。

あいにく、ライラほど龍の態度を把握していない透子は今一つ乗り気になれないのだけど、事前に龍を訪ねてこようとした正体不明の男の存在や、曰くありげな手紙のことを知ってとりあえずライラとともに龍の後を追うことに。 そうして龍の足取りをつかもうと調べるうちに、イエス・キリストの息子だという存在が関わっていることがわかってくるのだけど……。

龍にとってはイエス・キリストは唯一無二の特別な存在。
そんな彼の息子と名乗っている相手と龍が出会ったら……
不安に駆られるのだけど、そんな二人の前に不思議な力を持つ子供が現れます。 どうやら龍のことも透子たちのことも知っているようなのだけど……。

まだまだ龍のことが、わからない透子ではあるのだけど、後ろ向きな考えにとらわれそうになった龍をびしばし叱りつける姿が素敵でした 
今回の出来事をとおして、龍という存在の孤独や哀しみに触れた透子は、自分が彼に抱く気持ちを自覚することになります。
その気持ちが同情なのか、愛なのか はっきりするには、まだ少し時間がかかるようです

次は 『唯一の神の御名<龍の黙示録3>』 です。


 

| 伝奇 | 21:30 | comments(18) | trackbacks(0)|- pookmark
龍の黙示録/篠田 真由美
篠田 真由美
祥伝社
¥ 920
(2001-03)
Amazonランキング: 772111位

JUGEMテーマ:読書
 
★★★☆(3.5/5)

あらすじ

保険会社を馘になり、職を探す柚ノ木透子は、秘書の仕事を紹介された。
雇主の名は龍緋比古。
美術評論や翻訳を手がけ、オカルト分野では有名な著述家だという。
明治期にも同名の人物がいることから、「龍は吸血鬼だ」と先輩から脅される透子。
が、白皙の美貌を持つ彼に気味悪さを覚えつつも、鎌倉の古びた館に通うことになった。
一方、東京では吸血鬼都市伝説が蔓延、行方不明者が続出していた。
まさか彼が関係している?やがて透子の周囲に起こった変事…。
果たして龍の正体は。(紹介文より)


〜感想〜

保険会社をクビになった柚ノ木透子は、かけもちしていたアルバイト先のマネージャーから、作家の龍緋比古の秘書の仕事を紹介されます。 父親が残した借金のせいで、迷惑をかけた幼なじみの年下の友人の翠に返済するためにお金を貯めている透子は、とりあえず面接を受けることに。

ところが、面接に行ってみると自分は募集していない、と言われて どうやら紹介したマネージャーは龍緋比古には敵にあたる人物の仲間らしく、透子は知らないうちに道具として利用されたことがわかります。 自分自身にも腹を立てながら、その場を去ろうとする透子だったのだけど、なぜか龍緋比古自身が彼女を引き留めて……。 そうして、自分でもよくわからないままなぜか龍緋比古のアシスタントとして働くことになります。
仕事自体はそれほど大変ではないものの、雇い主はどこかうさんくさくて(笑)

そんなある日、龍が突然泊まりがけで外出してしまいます。
一人で家を預かることに不安を訴えるメイドのライラの願いを聞いてその日だけ透子は、龍の家に泊まることにするのだけど、その夜得体の知れない獣に襲われる羽目に 何とか撃退した透子だったのだけど、その獣はメイドのライラの姿に変わっていって……
現実場慣れした出来事に何がなにやら

そこへ透子に龍緋比古の仕事を紹介したマネージャーが姿を現して事情を説明すると言うのだけど、信用できない透子は断ります。すると、さらに新たな人物が。 それは、透子の唯一大事に思っている幼なじみの翠の友人の女性。最初からその女性に不穏な気配を感じていた透子は翠の身を案じて、ライラを安全は家に運び込んでから、彼女たちの後をついていくことにするのだけど……。

そこで知らされたのは龍緋比古の驚くべき正体。
なんと、彼は ”神の子”イエス・キリストの血を与えられた不死の存在なのだと すぐには信じることができなかったものの、信じざるを得ない状況に追い込まれてしまいます。

龍緋比古の元々の正体は魔物だったのだけど、飢えに苦しむ彼の心を感じ取った赤ん坊の頃のイエス・キリストが哀れんで自ら進んで血を与えたことから、飢えることもなく、太陽の光にも焼かれず永遠に生き続ける存在となりました。

血を与えられた時から、血肉を備えることになった龍は、その時からいつもイエス・キリストのそばにいるようになるのだけど……磔にされるその時に彼自身から助けないように言われてしまいます。
そうして、龍は最後まで見守り続けることしかできなかったのだけど、彼の隙をついて魔物たちがイエスの血をかすめ取ってしまいます。

魔物たちはそれぞれ力をつけることになるのだけど、イエスの意思を無視して ”盗みとった” ことで、得た力は不自然なものとなってしまいます。
飢えに苦しむことになったり、太陽の光を浴びられなくなったり、と症状は様々。
そこで、魔物たちは ”完全” な状態の龍から血を奪って自分たちも同じ存在になろうと彼を付け狙うようになります。

今回、透子を罠にはめたのもそういった存在で、龍自身とも顔見知り
そんな争いに巻き込まれてしまった透子にしてみればいい迷惑なのだけど、どうしてどうして、なかなかの戦いっぷりに惚れ惚れさせられました  そんな凛々しくて男らしい(笑)、透子に龍も惹かれずにはいられなかったようで……まだ恋愛にまでは発展してませんが、これから先の二人の関係がどうなっていくのか楽しみです

イエス・キリストの血を受けた不死の存在という設定が面白かったですが、何となく 【ドラキュリア】 を思い出しました。 こちらはユダがヴァンパイアっていう設定でしたけど、ちょっと似てますよね?

次は 『東日流妖異変<龍の黙示録2>』 です。



| 伝奇 | 21:51 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark


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