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水冥き愁いの街−死都ヴェネツィア<龍の黙示録6>/篠田 真由美
JUGEMテーマ:読書

★★★★(4/5)

あらすじ

カトリックの総本山ヴァティカンが“緋色の龍”と畏怖する吸血鬼・龍緋比古。
聖なるキリストの血を吸った龍の抹殺に枢機卿が遂に動き出した。
教会を裏切った修道士セバスティアーノを拘束、弱点を自白させるためヴェネツィアに移送する。
一方、龍と柚ノ木透子はセバスティアーノ救出のためイタリアに渡った。
だがそこには、師を龍に殺され復讐の牙を研ぐ美しき吸血鬼タジオが待っていた…。
やがて教会の刺客たちが水の都に集結。
キリストを貫いた伝説の聖槍ロンギヌスが龍に迫る。(紹介文より)


〜感想〜


 『紅薔薇伝綺<龍の黙示録5>』 に続く6作目です。

前作で教会へ戻ることを決意したセバスティアーノでしたが、もちろん龍たちのことを裏切るつもりはなく、自ら進んで彼らの記憶を封じてもらいます。 そうして、透子には別れを告げずに龍の家を去るのだけど、そのことを後で龍に知らされた透子は激怒
透子にとってセバスティアーノは弟のような存在で、頼りなく見える彼のことが心配でたまりません。

自分にはなにも教えなかったことで、龍にも腹を立てる透子だったのだけど、ライラからセバスティアーノは透子のことが好きなんだと、教えられて……全然、そんなこととは気づいていなかっただけにかなり戸惑ってしまいます。 

一方、龍のほうも透子がセバスティアーノを心配するのが面白くないようで 三角関係も山場を迎えた( 笑)感じです。 そして、セバスティアーノはどうなったか、というと……。

すぐに身柄を拘束されて即ヴァチカンへと連れて行かれるのだけど、早速、龍の情報を手に入れようとする人々に尋問にかけられてしまいます。
ところが、セバスティアーノの記憶は封じられていて、思うように情報を得ることできません。 しまいには自白剤まで打たれてしまうのだけど……

その頃、日本ではセバスティアーノの血をこっそり飲んで自分の血も少量彼に与えたライラは、セバスティアーノが危険な状況にいることを察知します。
セバスティアーノはライラがそんなことをしたのは知らないのだけど、とにかくライラはセバスティアーノのことを透子に教えます。

彼の身が心配になった透子は、すぐに助けにいこうとするのだけど……ここでもやっぱり龍がいい顔をしません 龍にしてみれば、放っておけばいい、という感じらしいんですが、結局は透子に負けて自分も同行することに。
……惚れた弱みですね(笑)

そうして、透子、ライラ、龍の3人はセバスティアーノを助けるためにヴェネチアまで行くことになるのだけど、そこで待っていたのは龍への復讐を誓った少年のヴァンパイア ヴァチカンからも、セバスティアーノと同じように超能力を持つ”魔女”と呼ばれる追っ手が迫ってきて……。

あっちでもこっちでも敵の相手をしなければならない龍だったのだけど、困ったことにセバスティアーノ本人が事態をますますややこしくしてしまいます。龍を殺そうとする少年ヴァンパイアに同情して助けたり……。 
龍にしてみれば、セバスティアーノをどうしても助けたいわけではないので、透子を危険にさらし続けるよりは、と、 「もう放っておいて帰りましょう」 なんて、つい本音(笑)を口にして透子を怒らせてしまいます

もちろん、透子が言うことをきくはずがありません。
とにかくセバスティアーノを助けようと突っ走るのだけど、透子自身セバスティアーノと過ごしたことで、以前よりも人間味がでてきたというか……最初の頃ほど超然とした雰囲気ではなくなっています。

そのことも龍は気に入らないのだけど、それでも今回龍はとうとう自分の気持ちを認めて、透子に想いを告げることに。
しかも、ゴンドラに乗りながら、手の甲へのキスつき
……実は意外と女ったらし
面食らう透子だったのだけど、やはり嬉しくて……。

「自分たちと同じ存在になって一緒の時間を生きてもらえるだろうか?」 

というような龍の問いに、その場ですぐは答えられず、とりあえず時間がほしい、と言う透子だったのだけど、龍にとってはすぐに断られなかっただけでも十分だったようです。
なかなかよい雰囲気になる龍と透子だったのだけど……セバスティアーノと龍を狙うヴァチカンからの追っ手と少年ヴァンパイアとの戦いがせっかくのよい雰囲気に水を差すことになります

すったもんだの末、龍を狙っていた少年ヴァンパイアは龍に協力することになるのだけど、最後のほうで新たな敵が現れて、少年ヴァンパイアはセバスティアーノと一緒に再度捕まってしまいまい……

次の 『魔道師と邪神の街−魔都トリノ <龍の黙示録7>』 に続きます。
果たしてどんな戦いが繰り広げられることになるのか……今度の敵は手強そうなので、ちょっと心配です


| 伝奇 | 20:42 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
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