スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | -|- pookmark
久遠(上下)<刑事・鳴沢了>(完)/堂場 瞬一
堂場 瞬一
中央公論新社
¥ 800
(2008-06)
Amazonランキング: 27215位

JUGEMテーマ:読書

★★★★(4/5)

あらすじ

夜明けに鳴ったインターフォンが事件の始まりだった。
訪問者は青山署の刑事たち。
彼らは開口一番、鳴沢のアリバイを確認してきた。
前夜会っていた情報屋が殺され、その容疑をかけられたのだ。
美味しいネタとして仄めかされた言葉「ABC」―それが彼の命を奪ったのか?自らの疑惑を晴らすため立ち上がる鳴沢だが…。(紹介文より)


〜感想〜


『疑装<刑事・鳴沢了>』 に続く10作目、シリーズ最終巻です。

前作で、今は刑務所で服役している元先輩刑事の石井から 「お前は狙われている。気をつけろ」という伝言を受けとった鳴沢でしたが、いったい何者が自分を狙っているのか すぐには思い当たりません。石井に直接確認しようにも、すぐには会いにいくことができず……。そうするうちに、鳴沢はある殺人事件の容疑者として事情聴取を受ける羽目に

被害者は過去の事件で関わりのあった情報屋で、数年ぶりに再会したばかりの人物だったのだけど、鳴沢と会った後に殺されたようで……。 証拠がないこともあって、逮捕されるまではいかなかったものの、容疑者として疑われたことは署内でも噂になってしまいます。

石井の警告は ”これ”だったのか、と思い当たる鳴沢だったのだけど、罠をしかけてきた人物の正体はまだ謎のまま。
鳴沢は自分を罠にはめた人物を突き止めようとするのだけど、殺人の容疑者としての疑いをかけられた鳴沢を刑事仲間たちは敬遠し始めて……。

かつて、孤立していた鳴沢をさりげなく引き入れて捜査を一緒にしてくれた恩人の刑事まで、素っ気ない態度に。 そして、鳴沢は上司から自宅待機を命じられてしまいます

それでも、少しでも手がかりをつかもうと独自に調べを続けていきます。以前に、捜査で知り合いになった公安の刑事にも会って、何か情報がないかを聞くのだけど、その後その刑事まで殺されてしまいます
そして、現場には鳴沢がトレーニングジムで使っていた鉄アレイが……

またもや、困った立場に追い込まれてしまった鳴沢は、その場から逃げ出してますます状況は悪化。 それでも、鳴沢の数少ない味方たちは彼を信じて無実だということを証明しようと協力してくれます。 相棒の藤田、かつての相棒のママさん刑事、今ではいっぱしの刑事になった海くん(笑)、等々。
今までの鳴沢が関わってきた事件で、知り合った人々がそれぞれのやり方で鳴沢を助ける姿が感動的でした

ただ、今回の敵はかなり危険な相手で鳴沢は何度も危ない目にあいます。さすがの鳴沢も肝を冷やすことが度々で、読んでいるこちらのほうもヒヤヒヤものでした

折悪しくニューヨークからは恋人優美の息子の勇樹が日本に来ていて、何事もなければ二人は久しぶりの再会を楽しむ予定だったのだけれど、それもお流れに。
勇樹は鳴沢に、何かを話したそうにしているのだけど、自分の命が狙われている状態では勇樹に会うわけにもいかず……。

そうして、実際に鳴沢を狙っているのは過去に鳴沢のせいで刑務所に入れられる羽目になったチャイニーズ・マフィアの手下だったことがわかります。
さらには、警察内部の組織も裏で動いていることを突き止めるのだけど……。

黒幕の正体が解き明かされたときは、ちょっと驚きました。 まさか、”彼” だったとは

とにかく、今回の鳴沢は危機一髪の連続で最後まで生き残れるのか と最後の最後までハラハラさせられました。
そんな状況の中でも、結局最初から最後まで ”刑事” として暴走し続けた鳴沢には脱帽でした
でも、本当に鳴沢のような刑事がいたらいいなと思いました。

最後は、本当に死にかけてしまう鳴沢なのだけど、そのおかげで(?)彼の大切さを
自覚した優美が日本に戻ってきます。”赤ちゃん” というサプライズつきで(笑)

驚きのあまり、言葉を失ってしまう鳴沢だったのだけど、かけがえのない家族を手に入れたことに気づき、視界をぼやけさせる鳴沢の姿が感動的で、思わず一緒にもらい泣きしそうに
希望と幸せを感じるすてきな結末でした



 

| みすてり | 22:06 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
スポンサーサイト
| - | 22:06 | - | -|- pookmark



http://riranodokusyo.jugem.jp/trackback/1138


↑このページの先頭へ
RECOMMEND
氷の戦士と美しき狼 (扶桑社ロマンス)(ナリーニ・シン) / 冷たい瞳が燃えるとき (扶桑社ロマンス)(文庫) (扶桑社ロマンス シ 27-2 〈サイ=チェンジング〉シリーズ)(ナリーニ・シン) / 黒き狩人と夜空の瞳 (扶桑社ロマンス)(ナリーニ・シン) / 青の瞳をもつ天使 (イソラ文庫)(ナリーニ シン,Nalini Singh) / びんぼう神様さま(高草 洋子) / シルバータン―ストーンハート〈3〉 (THE STONE HEART TRILOGY 3)(チャーリー フレッチャー) / アイアンハンド―ストーンハート〈2〉 (THE STONE HEART TRILOGY 2)(チャーリー フレッチャー) / ストーンハート (THE STONE HEART TRILOGY 1)(チャーリー・フレッチャー) / トワイライト〈13〉 永遠に抱かれて(ステファニー メイヤー) / トワイライト〈12〉 不滅の子(ステファニー メイヤー) / トワイライト11 夜明けの守護神 (トワイライト 11)(ステファニー メイヤー) / トワイライト〈10〉 ヴァンパイアの花嫁(ステファニー メイヤー) / トワイライト〈9〉 黄昏は魔物の時間(ステファニー メイヤー) / トワイライト〈8〉 冷たいキスをあたしに(ステファニー メイヤー) / トワイライト〈7〉 赤い刻印(ステファニー メイヤー) / トワイライト〈6〉 嘆きの堕天使(ステファニー メイヤー) / トワイライト〈5〉 狼の月(ステファニー メイヤー) / トワイライト〈4〉 牙は甘くささやく(ステファニー メイヤー) / トワイライト〈3〉 闇の吸血鬼一族(ステファニー メイヤー) / トワイライト〈2〉 血は哀しみの味(ステファニー メイヤー) / トワイライト〈1〉 愛した人はヴァンパイア(ステファニー メイヤー) / () / スリーピング・ドール(ジェフリー ディーヴァー) / キャサリン・ダンスシリーズ ウォッチメイカー(ジェフリー ディーヴァー) / リンカーン・ライムシリーズ<br />
第七弾♪ 12番目のカード(ジェフリー ディーヴァー) / リンカーン・ライムシリーズ<br />
第六弾♪ 魔術師 (イリュージョニスト)(ジェフリー・ディーヴァー, 池田 真紀子) / リンカーン・ライムシリーズ<br />
第五弾♪ 石の猿(ジェフリー・ディーヴァー) / リンカーン・ライムシリーズ<br />
第四弾♪ エンプティー・チェア(ジェフリー ディーヴァー) / リンカーン・ライムシリーズ<br />
第三弾♪ コフィン・ダンサー(ジェフリー ディーヴァー, Jeffery Deaver, 池田 真紀子) / リンカーン・ライムシリーズ<br />
第二弾♪ ボーン・コレクター(ジェフリー ディーヴァー, Jeffery Deaver, 池田 真紀子) / リンカーン・ライムシリーズ<br />
第一弾♪ みぃつけた(畠中 恵) / いっちばん(畠中 恵) / ちんぷんかん(畠中 恵) / うそうそ(畠中 恵) / おまけのこ (新潮文庫 は 37-4)(畠中 恵) / ねこのばば(畠中 恵) / ぬしさまへ(畠中 恵) / しゃばけ (新潮文庫)(畠中 恵) / 風神秘抄(荻原 規子) / 薄紅天女(荻原 規子) / 白鳥異伝(荻原 規子) / 空色勾玉(荻原 規子) / () / シャドウ・ファイル/狩る (ハヤカワ文庫NV)(ケイ フーパー) / シャドウ・ファイル/潜む (ハヤカワ文庫NV)(ケイ フーパー) / シャドウ・ファイル 覗く (ハヤカワ文庫NV)(ケイ フーパー) / ファントム〈上〉(スーザン ケイ, Susan kay, 北条 元子) / ファントム〈下〉 (扶桑社ミステリー)(スーザン ケイ) / 素材満載 ブログで作る かんたんホームページ [CD-ROM付き](浅岡 省一) /