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カルテット3<指揮官>/大沢 在昌
大沢 在昌
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 1,155
(2011-01-29)
Amazonランキング: 257471位

JUGEMテーマ:読書

★★★★ (4/5)

あらすじ

カスミはタケルとホウを父・藤堂の知人が運営する麻薬中毒者の更生施設に連れて行き、二人に初めて身の上を打ち明けた。
藤堂の組織と活動について、そしてクチナワとの関係について…。
しかし、その日の深夜、施設が何者かに襲撃される。
一瞬にして施設を壊滅に追い込んだのは、特殊な戦闘用ナイフだった。(紹介文より)

〜感想〜

『カルテット2<イケニエのマチ>』 に続く3作目です。

前作の事件を通して、タケル、カスミ、ホウの3人は ”チーム” としての結束を強めることになりました。チームの要で司令塔のカスミは自分のある目的のために、クチナワと手を組み自らチームのメンバーとしてタケルとホウを選んでいましたが、二人に自分の目的を明かすつもりはありませんでした。

ところが、自分でも予想外のことにタケルとホウの二人に信頼を寄せるようになってしまいます。そんな気持ちの変化からカスミは、タケルとホウに自分の過去と目的を打ち明けることに。
そうして、カスミは自分の父親の友人の郡上が営んでいるという薬物中毒患者の療養所へ二人を連れて行き、自分の過去を話し始めるのだけど……。

タケルはそんなカスミの態度に戸惑ってしまいます。
タケルにとって、カスミは何があっても動じずどんな困難にも答えを見つけ出してくれる、という完璧な存在になっていて、そんなカスミが人間らしい弱さを見せることに理不尽な怒りを感じます。
はじめて出来た仲間というだけでなく、異性としても意識していることから自分でもどうしようもない複雑な気持ちに

一方、ホウもまたカスミに対して好意を抱くようになっているのだけど、タケルよりは大人で(笑)そんな自分の気持ちを抑えることができます。 そうしてホウはタケルの気持ちを変わりに分析して何故、そんな気持ちになるのか、を説明してタケルの気持ちを宥めてくれます。

ホウから自分の気持ちをきかされて冷静になったタケルは、気持ちを静めてカスミの話を改めて聞くことになります。 
カスミの父親の藤堂は犯罪組織の大物で、カスミは藤堂と同じことができるように教育されたこと、クチナワはその藤堂を捕まえようとして両足を失ったこと、今彼がカスミと手を組んでいるのは今度こそ藤堂を捕まえるためだということ、等々を聞いて今まで疑問だったことが明らかになっていきます。

そんなふうにカスミが自分のことを打ち明けてくれたことで、タケルもホウもカスミに対する気持ちを深めるのだけど、その後とんでもない出来事が起こってしまいます。
何者かが夜中に療養所に侵入し、カスミ、タケル、ホウは郡上から逃げるよう言われます。 郡上のことを心配しながらも、とりあえず言うとおりに3人は脱出するのだけど、朝になってから郡上をはじめ療養所の人たちが全員殺されたことがわかり……

ショックを受ける3人だったのだけど、さらに驚く事実が発覚します。
その事実というのは、タケルの家族が殺されたのと同じ手口で郡上たちも殺されていたこと 
”グルカナイフ” という凶器を使っていることから犯人を ”グルカキラー” と呼ぶことになるのだけど、どうやらクチナワは最初からそのことを知っていたようで……。
真犯人の正体まではわからないけれど、その真犯人に繋がる手口を隠していたことで、タケルはクチナワとカスミに不信感を抱くことになります。
しかも、その”グルカキラー” はカスミの父親の藤堂にもかかわりがあるかもしれない可能性が出てきて……。
タケルの家族を殺すよう命じたのは藤堂だったのか

カスミとクチナワを信じることができなくなったタケルは、彼らのもとを離れて1人で ”グルカキラー” を探し出そうとするのだけど、後先を考えない無謀なやり方のせいで殺されそうになってしまいます。まさに絶体絶命というその時、クチナワが現われて……。
助け出されたタケルは、自分が飛び出したあとにカスミとホウもまたタケルのために ”グルカキラー” の手がかりを追っていて、危険な目にあいホウが怪我を負ったことを知ります。
カスミとホウが自分のために動いていてくれたことで、タケルはカスミの父親の藤堂が”グルカキラー” と関わりがあったとしても関係ない、と思えるようになります。

実際、藤堂はタケルの家族が殺された事件にかかわりがあったことがはっきりするのだけど、それでもカスミ、ホウの二人がかけがえのない仲間だという気持ちに変わりはなく、今回の事件をとおしてより深く”チーム”としての絆を強めることになりました。
危機を乗り越えた3人が、これからどんな活躍を見せてくれるのか、ワクワクします

次は 『カルテット4<解放者(リベレイター)>』 です。


| あくしょん | 20:54 | comments(0) | trackbacks(0)|- pookmark
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