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デモナータ 1幕−ロード・ロス−/ダレン・シャン
ダレン・シャン
小学館
¥ 1,575
(2005-06-10)
Amazonランキング: 174885位

★★★★(4/5)

あらすじ

生意気な口をきいたり、先生や親をからかったりするけれど、心の底では家族をたいせつに思っている少年だ。ところがグラブスの幸せな日々は「悪魔」というおぞましい存在によって、ある日とつぜん断ち切られてしまう。 しかしそれは、グラブスをまちうける苦難の幕あけでしかなかった――。 (紹介文より)

前置き

『ダレン・シャンシリーズ』 でお馴染み(?) のダレン・シャン氏の新シリーズの本作。
前作以上にパワーアップしていて面白さ倍増です
今度の戦いの相手は 「悪魔」 
かなりシビアな戦いで、人は死にますし、仲間たちの犠牲もでます。
主人公は臆病風に吹かれて戦いを避けたりもしますし、単純に悪をやっつけよう! というノリではないところが、逆に主人公を身近に感じられて共感もてました。
実際、かなり苦しい戦いがくり広げられているので、 最後はどうなるのか?
予測がつかないところがワクワクするんですが、同時に怖くもあります。
最近、完結巻の10巻がでたんですが、一体どんな結末を迎えたのか……知りたいような知りたくないような……複雑な気持ちです

ちなみに 『ダレン・シャン』 は映画化されていて春頃(3/19?)に公開予定のようです。 こちらも楽しみですね♪


〜感想〜

いたずら好きの少年グラブスはある日、姉に自分がタバコを吸っていることを母親に告げ口されたことに腹をたてて仕返しを企みます。
こっそりネズミの死骸を姉の部屋のバスルームにおいてあるタオルに忍び込ませます。すると、グラブスの想像以上に姉はうろたえて、しかも両親までもが激しく怒り出し……。

「よりものよって、こんなときに!」

グラブスにしてみれば、何故そんなに怒るのかがわからず戸惑うばかり。 さらには、しばらくの間家族から無視されるという罰を与えられてしまいます。 すっかり腹をたてるグラブスだったのだけど、数日たってから姉が仲直りの意味もこめて話しかけてくるのだけど、その姉の態度に不自然さを覚えます。 そして、両親の態度もまたグラブスに何かを隠しているようで……。

両親も姉も自分に何かを隠している。
そう確信したグラブスは、親戚の家に預けられることになった時、こっそりと家へと戻ります。
すると、そこで待ち受けていたのは……。

首をちぎられ逆さづりにされている父親、無惨な姿をさらして横たわっている母親、体を半分に引き裂かれている姉……あたりは一面の血の海という光景

その惨劇を引き起こしたのは……体は大きな犬で顔はワニの姿をした”なにか” と 生きたゴキブリに頭を食われている子供の姿をした”なにか”。
自分がいったい何を見ているのか理解できないグラブスだったのだけど、そこへ一人の男が現れます。

その男もまた人間ではなく、ねんどをこねて作ったような不恰好な体つきで、左胸にはぽっかりとアナがあき、そこにはヘビが……
その男が悪魔だと気づいたグラブスだったのだけど、やはり混乱状態のまま。
そんなグラブスにその悪魔が話しかけてきます。
「グルービッチだな、グレイディ家の最後のひとりの」

なぜ、グラブス(グルービッチがフルネーム) のことを知っているのか?
何が何やら理解できないグラブスをよそに、その男は手下にグラブスを襲う許可を与えて……。

茫然自失の状態から抜け出し、命がけで逃げ出そうとするグラブスだったのだけど、すぐに捕まってしまい絶体絶命の危機に陥ります。 と、その時思いがけない力が湧いてきてグラブスは悪魔の手の届かない場所へと逃れることができるのだけど……。

悪魔に家族を惨殺されて、自らも殺されかけたグラブスの心は壊れてしまいます。
病院で療養することになるグラブスだったのだけど、「悪魔に家族は殺された」 と言っても誰も信じてくれるはずもなく、どんどん自分の殻の中に閉じこもるようになっていきます。 そうして、そのまま回復不可能かに思えたとき、父親の弟でグラブスにとっては叔父にあたるダービッシュが面会にきます。

黙っているグラブスにダービッシュおじさんは、絵を描いた紙を渡すのだけど、そこに描かれていたのは両親を殺した悪魔たちの一人の姿
驚くグラブスに 「ベインだ」 と悪魔の名前を告げます。
それはグラブスが聞いた名と同じもので、さらにもう一人の悪魔の名を口にします。 「アーテリーだ」

グラブスは医者から聞いたんだと疑うのだけど、ダービッシュはさらに医者には言っていない親玉の悪魔の名前も告げます。

「ロード・ロスだ」 と。

そうして、ダービッシュは 「悪魔は間違いなく存在する」 といい、自分と一緒にくらしたいならまず今の状態から抜け出すようにいいます。 治療がすべて終わったら、悪魔のことも、なぜ、家族が死ななければならなかったのか、も教えてやる、と。

そうして、グラブスは覚悟を決め進んで治療を受けるようになります。
努力の末、やっと退院の許可をもらったグラブスはダービッシュとともに暮らすことになるのだけど……。

すぐに、悪魔のこと、家族のこと、を話す心境になれるはずもありません。
そんなグラブスの気持ちを尊重してダービッシュも無理強いすることなく、グラブスが新しい環境になれるまでそっとしておいてくれます。
そんな暮らしの中で、ダービッシュと仲のいい近所の少年 ビルE と友達になります。
ちょっと、変わっているビルEに戸惑いながらも、少しずつ友情を育んでいくグラブスだったのだけど、ある日、ビルEがダービッシュのことを ”狼人間” だと言い出して……。

一難去ってまた一難
グラブスとビルEはダービッシュの正体を突き止めようと、満月の夜に外出したダービッシュの後をつけるのだけど、突然ビルEが苦しみ出して……なんと、グラブスの目の前で狼の姿へ変身し始めます  狼人間はビルEだったのです

襲われそうになったグラブスをダービッシュが助け出し、グレイディ家の秘密を打ち明けます。
自分たちの家系はある年齢になると狼人間になる病気なのだと。
全員がなる、というわけではないんですが、グラブスの一家はあいにくとその病気から逃れることはできませんでした。

そうして、両親と姉が何故悪魔に殺されることになったのか?
とうとう、真相が明かされます。

この病気を治すことができるのは、悪魔の 「ロード・ロス」 だけ。
でも、悪魔が簡単に治してくれるはずはありません。 そこで、グレイディ家の先祖の一人がある方法を見つけ出します。

それは、ロード・ロス がチェスゲーム が好きなことを知ったことが始まりでした。 チェス・ゲームが大好きなロード・ロスは対戦相手に飢えていて、その相手をすることで取り引きをすることを思いついた先祖は、ゲームに勝つごとに一族の一人を治してもらうことにします。 そしてもし、負けた時には自分の魂を差し出さなければいけません。
そうして、一族を一人、また一人と救い出していった先祖だったのだけど、とうとうその先祖も寿命で亡くなってしまい、しばらくはその方法は忘れ去られていました。

その後しばらくたって、先祖のしていたことを知ったグレイディ一族の一人デイビーが、再びロード・ロスとの取り引きをしようとするのだけど、以前のゲームで負け続けていたロード・ロスは別の勝負方法を持ちかけます。 その方法というのは

五番勝負で三勝して勝てば病気を治し、勝負した者も自由の身になる。
負けた時は、ロード・ロスに命を差し出す。

ところが、ロード・ロスはさらに過酷な条件をつけ加えます。 その条件とは

味方を一人連れてきて、一人はロード・ロスとチェスで対戦をして、もう一人はチェスの勝負がつくまでロード・ロスの手下の悪魔たちと命がけの戦いをしなければならない、というもの

しかも、戦いが続いている間は手下の悪魔たちはチェスをしている相手を攻撃できないけれど、パートナーが倒れたらチェスをしている相手に襲い掛かることができる。 ……ずいぶん、ずるいやり方です  

そしてダメ押しで、たとえ五番勝負に勝ったとしても、今度は悪魔の世界 「デモナータ」 へ行って、自分の魂をかけてロード・ロスと対決しなければいけません。

ずいぶんと不利な条件ながらも、デイビーはロード・ロスの提案を受け入れるしかなく、対戦したのだけど残念ながら負けてしまい……
その後、ロード・ロスはこの勝負がすっかり気に入って、他のグレイディ一族にも持ちかけるようになります。

大抵は断ったものの、二人だけ挑戦を受けるものが現れて、一人は負けましたが、一人はなんとか勝つことができました。 このことに勇気づけられたほかの者たちは、それ以降もロード・ロスにチェスで挑戦するように。

そうして、続いてきたロード・ロスとのチェスゲームのことを知っていたグラブスの両親は発病した姉を助けるために、グラブスを安全な場所に移してロード・ロスに挑戦した、というのが惨劇の真相でした。
そのことを知ったグラブスはショックを受けるのだけど、追い討ちをかけるようにダービッシュおじさんがとんでもないことを言い出します。

発病したビルEを助けるために、自分のパートナーになってロード・ロスに挑戦してほしい、と

…… 可哀相なグラブス

「子どもに悪魔と戦えだなんて、ぜったいおかしい!」

思わず叫んだグラブスの気持ちがよ〜くわかります(笑) 
とはいえ、ビルEはグラブスにとって異母弟でもあるので、グラブスは自分の恐怖を抑えてダービッシュおじさんと悪魔ロード・ロスに挑戦することを決意するのだけど……。

とにかくシリーズの初っ端からぐいぐいひきつけられる展開に夢中になってしまいました。
悪魔との戦いは、実際とても怖くて……もし、自分が同じ目にあったら一目散に逃げ出すと思います グラブスは怖がりながらも、ビルEのために勇気をだしてロード・ロスとの戦いに挑むところが偉かったです。

最後のロード・ロスとの戦いは、ハラハラして生きた心地がしませんでした
そして、気になる勝敗の行方は……。
とりあえず、ホッとしたとだけ書いておきます

次は 『デモナータ 2幕 −悪魔の盗人− です
実は本シリーズの主人公は3人いるんですが、次は2人目が登場します。
グラブスの出番はありませんが、若い頃のダービッシュおじさんが活躍するようです。


| ファンタジー | 23:05 | comments(8) | trackbacks(0)|- pookmark
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ハルカさん♪

コメントありがとうございます(^^)
パソコンの操作は慣れるまではちょっとしたミスすることありますよね(^^;)

ダレン・シャンさんの作品はグロイですが、それ以上に話が面白いですよね。
怖かったり、悲しかったり切なかったり…色んな気持ちを感じさせる作品だと思います(^^)
| リラ | 2016/06/12 7:43 PM |
本当にすみません。まちがえて同じコメントおくっちゃいました。気にしないでください。パソコン初心者なもので・・・。
| ハルカ | 2016/06/12 12:55 PM |
リラさん、こんにちは。東日本出身のハルカともうします。私もダレン・シャン氏のかいた「ダレン・シャン」や「ロード・ロス」が愛読書のひとつです。同じ趣味を持った人がいてうれしいです。確かにグロイけどおもしろいですよね。
| ハルカ | 2016/06/12 12:49 PM |
リラさん、こんにちは。東日本出身のハルカともうします。私もダレン・シャン氏のかいた「ダレン・シャン」や「ロード・ロス」が愛読書のひとつです。同じ趣味を持った人がいてうれしいです。確かにグロイけどおもしろいですよね。
| ハルカ | 2016/06/12 12:48 PM |
すみません、言い忘れました。私も「子供に悪魔と戦えだなんてぜったいおかしい」と叫んだグラブスに共感できます。
| ハルカ | 2016/06/12 12:47 PM |
リラさん、こんにちは。東日本出身のハルカともうします。私もダレン・シャン氏のかいた「ダレン・シャン」や「ロード・ロス」が愛読書のひとつです。同じ趣味を持った人がいてうれしいです。確かにグロイけどおもしろいですよね。
| ハルカ | 2016/06/12 12:40 PM |
アノアさん♪

コメントありがとうございます(^^)
ダレンシャンさんの本って独特の魅力がありますよね。
怖かったりグロかったり(笑)しますけど、でもそれ以上に
話そのものが面白くて……。
デモナータも、同じくあっという間に引き込まれて夢中になりました(^^)
| リラ | 2012/01/23 9:34 PM |
私は、ダレンシャン氏の書く本が大好きでこの本を見たときグロイけどおもしろいと思った。
| アノア | 2012/01/21 1:38 PM |



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