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拮抗/ディック・フランシス&フェリックス・フランシス
ディック フランシス,フェリックス フランシス
早川書房
¥ 1,995
(2010-01-07)
Amazonランキング: 19616位

JUGEMテーマ:読書

★★★☆(3.5/5)


前置き

早いもので、ディック・フランシスとフェリックス・フランシスの共著も3作目になりました。
正直、以前のディック・フランシスの”競馬シリーズ”とはどこか雰囲気が違ってしまったように感じていますが、それでもやはり新作が出れば読まずにはいられません(笑)

ただ、やはり何かが物足りないような気がすることも確かです。
訳者の方も変わったので、雰囲気が変わるのは仕方ないのかな、とは思うんですが……。
以前のフランシス作品のほうが好きというのが正直な気持ちです。 

そんなわけで、私の中では最近の作品はフェリックス氏のものだと思うようになりました。
もちろん、私の勝手な思いこみではあるんですが……独断と偏見でそうすることに決めました(笑) とはいえ、十分すぎるほど面白い作品であることに変わりはないので、これからも”競馬シリーズ”を読み続けていきたいと思ってます♪ 

あらすじ

亡き祖父から受け継ぎ、競馬専門のブックメーカー業を営むネッド・タルボット。女王陛下が観戦する英国最大の競馬レース”ロイヤル・アスコット”の初日、馬券を売っている彼の前に、父親のピーターと名乗る男が現れた。
両親は自動車事故で死んだと祖父母から聞かされていたネッドは、にわかには信用することはできなかった。 男は36年前にネッドの母親が死んだ後、当時1歳のネッドを残してオーストラリアに渡ったという。
その驚くべき話が終わった直後、二人の前に暴漢が出現した。 「金はどこだ」 とすごむ男に抵抗したピーターは、刺殺されてしまう。
警察のDNA鑑定の結果、ピーターが父親であることが確定するが、同時にネッドは警察から思わぬことを告げられる。 ピーターが36年前に妻を殺した容疑者だというのだ。
彼はその真偽と父が帰国した目的を探るが、やがて暴漢が父の持ち物を探していることを知る。 さらに、別の男が父の持ち物を狙って彼の家に侵入する事件も起き……。
父はいったいなにをしていたのか?
競馬場内が通信不能になる事件が続発するなか、病気
の妻をいたわりながら謎を追うネッドにさらなる苦難が降り懸かる!!(紹介分より)

〜感想〜

「うちの家業はブックメーカーである。 競馬界の最下層階級だ」(本文より)

という文章が最初のほうにあるんですが、”ブックメーカー” ってなんだろう? と、しょっぱなからつまづいてしまいました 読み進んでいくうちに、賭を受けて的中馬券を換金する仕事……昔の言葉でいう ”賭の胴元”らしいことがわかって納得(笑)

本作の主人公は祖父の代からブックメーカーをしているネッドなのだけど、ある日突然死んだと思っていた父親が姿を現します。 最初は反発するネッドだったのだけど、とりあえず父親の話を聞くことに。 ところが、その途中いきなり覆面をした若い男に襲われて、父親は刺し殺されてしまいます
「すべての人間に用心しろ」 と言い残して……。

ピーターを父親として認めかけていたネッドにしてみれば、お互いを知り合うためのチャンスを一瞬にして奪われたようなもの。
父親を刺し殺した男に怒りを覚えずにはいられなかったのだけど、その後警察の調べで父親が母親を殺した容疑者だったということがわかります。
立て続けにショックに見舞われるネッドだったのだけど、私生活でも妻のソフィの病状に苦労させられています。

さらには、仕事場の競馬場内で突然インターネットがつながらなくなり、携帯電話も使用できなくなる、というトラブルが何度か続きます。
このトラブルのおかげで大手のブックメーカーは損をする事態に。
個人でこぢんまりと(笑)営業をしているネッドに被害はなかったのだけど、どうやら何者かが意図的に操作しているようで……。

気にはなるものの、今のネッドには父親にまつわる謎をとくことが先決。
ネッドは父親の足取りを追おうと、周辺のホテルに聞いて回ることに。すると運良く父親が泊まっていたホテルに行き当たり、彼の荷物を引き取ることができるのだけど、荷物を調べてみるとバッグの中には高額な紙幣の束が!
しかも、父親はいくつかの偽名も使い分けていたことがわかります。
いったい、父親は何をしていたのか?

荷物の中にあった電子機器を調べるために、ブックメーカーで助手として働いている電子機器に詳しいルカに協力してもらうことを思いつきます。
そうして、父親のことを調べていくうちにとんでもない事がわかってきて……。

母親が殺されたとき、彼女のお腹には女の赤ちゃんがいたことがわかります。母のみならず、自分の妹まで殺されていたことを知ったネッドは激しい怒りに襲われ、それまでおぼろげなに感じていた父親への淡い愛情は消え失せて代わりに憎しみが芽生えるのだけど、そうなるとますます疑問に思うのは父親のとった行動です。

それだけのことをしておいて、なぜ、何事もなかったかのように36年たった今、自分のもとへ現れたのか? 父親の荷物の中にあった大金と電子機器は何を意味するのか?

そんな疑問にかられたネッドだったのだけど、その夜家に侵入者が現れて……。
次から次へと起こる出来事にネッドは大忙しです

ただ、その間に妻ソフィの病状はだんだんと落ち着いてきて、退院も間近というちょっとだけ嬉しい出来事もあります。 妻思いのネッドの姿にはホロリとさせられました。 父親に関する謎が少しずつ明らかにされていくのも面白かったですが、妻の病状が少しずつよくなっていって、ネッドと妻タニアが幸せそうになっていく様子も胸にじ〜んときました

そして最後に明かされる父親の真実。
謎の真相を突き止めたネッドは、反撃を開始することに。
ところが、敵は妻のタニアを巻き込んで……。

最後の最後でとんでもないことになるのでは?
と、結構ハラハラしました
なにはともあれ、ネッドの頑張りに拍手です♪
 
関連記事はこちら↓

『大穴』 他(笑)

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